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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ブラック・サンデー」(1977、日本公開2011年)


ブラック・サンデー」(Black Sunday) (1977) (Theatrical Trailer)
YouTube不可でこちら:ワンシーン:http://youtu.be/lN4Bh8j6ZMA
 
 

1977年製作のジョン・フランケンハイマー監督作品「ブラック・サンデー」だが、日本では、1977年夏劇場公開の予定が「上映すれば映画館を爆破する」との脅迫で劇場公開は中止となった、いわくつきの作品だ。(その後、ビデオは販売された)。
 
劇場公開は「午前十時の映画祭」(2011年2月)で上映ラインアップに含まれ、全国の一部映画館で上映されるにとどまった。
 
今回、ツタヤの「発掘良品」映画のラインアップに含まれていて、初めて見た。
 

 
アメリカでは、メジャーリーグ野球よりも人気があるスーパーボウルフットボールの最高峰)の決勝の試合を8万人が観戦していたが、アメリカのベトナム戦争の軍人マイケル・ランダー(ブルース・ダーン)が、祖国に裏切られた復讐のために、フットボール会場の全員を皆殺しにしようとするスリリングかつサスペンスフルなアクション映画である。(音楽がとにかくいい)。
 
テロリストとして狂気の復讐に執念を燃やす元軍人役のブルース・ダーンが熱演。
マルト・ケラーが女テロリストに扮し、情け容赦なく、軽機関銃を警察に向かってぶっ放す光景は迫力満点。
 
ブラック・サンデーのブラックとは復讐者のランダーが手を組む実在のテロリストグループ「黒い九月」のことで、当時アメリカ国内ではテロ活動が無かった時代であったが、来たるべき恐怖を予見している。
 
また、サンデーとは休日のテレビに映らない社会の影となった人間たちの怨念を表しているといわれる。FBI、警察との死闘が見所だが、全編に流れるジョン・ウイリアムの恐怖をあおるような音楽がすばらしい。テロリストと戦う、ロバート・ショウが、よく走り、ヘリにぶら下がりアクションを演じているのが印象的だ。
 

 
スタジアムでは、大統領も見学に訪れており、厳戒態勢がしかれていた。警護SPのほか、200名以上のFBI、警官が警備にあたる中、テロリストの操縦する「飛行船」(”Good Year”)と警察ヘリの攻防は迫力がある。
 
出演:
ロバート・ショウ:デイヴィッド・カバコフ
ブルース・ダーン:マイケル・J・ランダー
マルト・ケラー:ダリア・イヤッド
フリッツ・ウィーヴァー:サム・コーリー
ティーヴン・キーツ:ロバート
クライド・クサツ:オガワ
 
この映画は、面白い。危うく埋もれてしまうところだったが・・・。
一度は見ておくべき映画か。
 
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