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<span itemprop="headline">「中国で一番有名な日本人」の経歴詐称記事(夕刊フジ)</span>


池上さんのテレビ 加藤嘉一さん出演
 
今日の夕刊フジに「おや?」と思うような見出しの記事があった。
 
「WILL」編集長の花田紀凱氏の「天下の暴論+(プラス)」というコラムである。
見出しが「中国で一番有名な日本人の経歴詐称だ。
 
この数年、中国のテレビなどで論客として登場するジャーナリストの加藤嘉一
(よしかず)氏だ。1984年生まれの今年28歳。2年くらい前にその存在をマスコミなどで知ったが、中国の胡錦濤国家主席と交流もあるという現在のポジションをどのようにして築いたのか不思議だった。今回の記事を100%鵜呑みにはできないが、真実とすれば、驚きとしか言いようがない。
 

 
2003年に単身で北京大学に留学。同大学院を修了した。中国国営放送CCTVにもたびたび出演。歯に衣着せぬ言動で日中問題、日本の考え、中国の考えなどをストレートに語って、「言論統制されている中国で、当局のお咎めなどないのか」と思わざるを得ないのだがと思っていた。
 
夕刊フジの記事は衝撃的だった。
それによると、「週刊文春」(11月8日号)でノンフィクション・ライターの安田峰俊さんによる”「中国で一番有名な日本人」加藤嘉一の経歴詐称を告発する”という記事が掲載されているという。
 
安田さんは、この加藤氏が「東大法学部を退学して中国に渡った」「国費留学」「北京大学朝鮮半島研究センター研究員」という肩書を語っているがすべてでたらめだというのである。加藤氏は、「東大は受かった」が蹴ったと弁明しているようだ。「国費留学」は北京側が資金を出したと自身のブログのプロフィールでは紹介している。
 
驚くべき内容は、別にあると、夕刊フジのコラムの花田氏。
「安田さんのリポートの中で、中国大手メディアの幹部の発言として、「彼(加藤氏)は、中国によって育てられたといっても過言ではない。2004年ごろから、中国共産党宣伝部と、胡錦濤傘下の共産主義青年団共青団)を中心に、国内外の世論工作を目的として”外国人の育成計画”が成立。加藤氏はそのテストケース(中略)
彼(加藤氏)の流暢な中国語は、個人教師が数人で徹底的な教育を施したため、というのだ。中国語の著作も、教師たちが三人がかりでリライト(校正)に協力していたといいます。」と述べている。そのメディア幹部によれば、対日工作員のようなものだというのだ、と花田氏。
 
(加藤氏の流暢な中国語について、以前、加藤氏が中国語を覚えたのは、街を歩いているときに、八百屋から何から、片っ端から声をかけて話して、身につけた、と語っていたのだが、専門の家庭教師が複数ついて、完ぺきに特訓されていたのか?)
 
花田氏は、かつて週刊誌の有名な編集長だったが、「ぼく(花田氏)だったら、「文春」のようなタイトルではなく、「中国の驚くべき対日工作 媚中評論家養成プログラム」にするという(笑)。
 
加藤氏は、自らの著書で、確かに留学費用はすべて中国政府が負担したと書いているという。東大中退は事実でない、ごめんなさい、と。2010年には、その言動が中国に高く評価され、中国の発展に貢献した人に贈られる「時代騎士賞」を受賞している。
 
花田氏の結論:中国から見れば「時代の騎士賞」、日本から見れば「国賊」。
 
どこまでが真実かわからないが、中国が、したたかであるということだけは確かなようだ。
 
先日、日本に26年住んでいるという50代前半の中国人の会社経営者と話す機会があったが、尖閣問題も、半日デモも、すべて中国は、計画的な行動であり、中国のトップが交代する時期には、国民の目を別のことに向けさせようとするのは常套手段だという。デモに参加している人も、本音ではやる気がなくても、「建前」としてはやらざるを得ないのだという。
 
また「石原さん(前都知事)は中国では一般的には人気がある」という。
へえ、と思ってしまうがあれほど中国たたきの日本人がと思うが、中国人が政府に言えないこともずばずばと言って自分たちの代弁をしてくれるからだという。なるほどなだ。
 
統制国家は怖い。
YouTubeでの加藤氏も、中国では常に盗聴されていると思ったほうがいいと語っている。fpdのこの記事は、盗聴されていないかな(笑)。
 
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