「最後から二番目の恋 2012秋」 11月2日(金)夜9時
今年初めに大ヒットして、30代~40代以上の世代を中心に共感を呼んだ「最後から
中井貴一と小泉今日子の二人の絶妙の掛け合いは最初から最後まで、笑わせ、時にほろりとさせられ脚本と演技にうならされた。小泉今日子がどこかで語っていたようだが、自分の私生活(バツイチで独身で、実年齢も45歳)と重なる部分があり、考えさせられるという。演技も自然で、会話もなめらか。二人があまりにもうますぎて、見入ってしまう(笑)。
リリー・フランキーの脚本家が、独身女性が一人住む家に、泊まり込みで、夜中に脚本を書くというので、いかにも遊び人で危ないにおいがしたが、何事もなく視聴者
(fpd含む)はほっとした。何か言いよるような言葉を発するのかと思ったら「タバコ買ってきて!」だった(笑)。
一方、鎌倉の親善大使にと依頼した著名人を演じた萬田久子は、引き受ける代わりに「私としてくれますか」というのには、中井貴一ならずとも、なにかそのままの言葉なのか、一瞬どきりとしたが。結局、そのままの言葉だった。中井貴一が、断ったところ「意気地なし!」という答えが返ってきた。
近くで一部始終を聞いていた小泉今日子は、かっこ悪いところを見られたという中井に、「感動した」とは言わなかったが、「すてきでした」といったニュアンスで、好意がより強くなったようだ。
さあ、こうなったら「(私は)いいですよ」(小泉)と言われては、もう行かざるを得ない中井。車で、あちこち「ラブホ」を探すが、昼間からどこもかしこも満室。二人は車の中で苦笑い。「老後にとって置きますか」というのが泣かせる(笑)。「できなくなるまでには、お願いします」(中井)「わかりました」(小泉)と続くが、お腹を抱えて笑ってしまう。
登場人物がそれぞれ大なり小なり悩みをかかえているが、順番に、千明(小泉今日子)に相談するシーンなどは、面白すぎる。
ドラマの最後に「またいつか・・・」との文字があったので「最後から二番目の恋 2013春」など、間違いなくありそうだ。このドラマ、個人的には、今年のドラマでは「運命の人」と並んで、面白かったドラマだ。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加してます:クリック♪。