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<span itemprop="headline">訃報:女優・シルビア・クリステル(「エマニエル夫人」)逝く。 60歳。</span>


女優のシルビア・クリステルさん死去
 

またまた訃報が飛び込んできた。
 
1974年の仏映画「エマニエル夫人」で一世を風びしたオランダの女優シルビア・クリステルが死去したことが18日、分かった。60歳だった。
 
代理人によると、現地時間の17日夜から18日にかけて、息を引き取ったという。死因は脳卒中とみられる。 クリステルさんは2002年以降、がんとの闘病生活だった。関係者によると脳卒中後も意識はあり、話もできる
状態だったという。
 
1974年公開の「エマニエル夫人」は、いわゆる”ソフト・ポルノ”といわれ、日本を含め全世界で大ブレークした。音楽も耳に残る。
 
ストーリーは、夫の赴任先であるタイ・バンコクが舞台。
そこに住むことになった外交官の妻・エマニエル夫人(シルビア・クリステル)が、知人の紹介で「性の儀式」を受け入れ、官能の世界に目覚めていく物語。
 

シルビア・クリステルが裸体を惜しげもなくさらけ出し、大胆なシーンを繰り広げる同作は、男性だけでなく、女性にも受け入れられ、「続エマニエル夫人」「さよならエマニエル夫人」の続編が製作された。
 
当時のポスター、チラシも衝撃的だった。
 
その後、米ハリウッドにも進出。90年代以降は女優業から遠ざかり、ベルギーのブリュッセルで子育てをしながら女流画家として活動していたという。2008年にはフジテレビ系「SMAP×SMAP」にゲスト出演し、話題となった。
 
パニック映画の傑作「大空港」(1970)に始まる”エアポート”シリーズの第4作(最終作)では、機長役の二枚目・アラン・ドロンと共演した「エアポート80」(1979)が印象に残る。
 

 
代表作は「エマニエル夫人」のほか、「チャタレイ夫人の恋人」(81年)、「プライベート・レッスン」(同)、「エマニュエル」(84年)など。
 
エマニエル夫人」のオープニングシーンはこちら:
 
主な出演作品
 
「処女シルビア・クリステル/初体験」 FRANK AND EVA/FRANK EN EVA  (1972)
「エマニエル夫人EMMANUELLE  (1974)
「卒業試験」 ES WAR NICHT DIE NACHTIGALL/DER LIEBESSCHULER/IT WAS NOT THE NIGHTINGALE (1974)
「続エマニエル夫人」 EMMANUELLE, L'ANTI VIERGE/EMMANUELLE:
  THE JOYS OF A WOMAN  (1975)
「夜明けのマルジュ LA MARGE  (1976)
「華麗な関係 UNE FEMME FIDELE  (1977)
「さよならエマニエル夫人」 GOOD-BYE EMMANUELLE  (1977)
「エアポート'80」 The Concorde Airport '79/Airport '79  (1979)
「プライベート・レッスン」 Private Lessons  (1981)
チャタレイ夫人の恋人 Lady Chatterley's Lover  (1982)
「プライベート・スクール」 Private School  (1983)
「エマニュエル」 EMMANUELLE 4  (1984
「魔性の女スパイ」 Mata Hari  (1985、日本未公開)
「ドラキュラ・ウィドー」DRACULA'S WIDOW  (1986)
Forgive me 」- Cyrus Frisch 01(2001)
 
ご冥福を祈ります。
 
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