・・・という触れ込みのドラマだった。
10月改編の連続ドラマかと思ったら、2時間単発ドラマ。
見始めて、現実にタイムスリップはありえないので、夢・ファンタ
しかし、これまでのタイムスリップドラマ・映画(キャスリーン・ターナーが高校時代にタイムスリップする「ペギー・スーの結婚」など)と違って、主人公はそれぞれ立場が違う、悩みの尽きない40代女性たちの心情をうまく描いていた。
今の人生を「リセット」出来たら・・・と、再会した同級生3人に奇跡が起こる。内面は40代のまま、28年前へとタイムスリップし、17歳の女子高生時代に戻って人生を再スタートさせる・・・。45歳から17歳へ。
主演は、昨年NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」で復帰を飾り、民放テレビドラマへの出演は14年ぶりとなる鈴木保奈美。「東京ラブストーリー」は、リカ(鈴木保奈美)の「完治~」で爆発的人気だったが、21年前になるのか(笑)。
女優になりたいという願望を持ちながら、退屈な毎日を送る専業主婦・知子役で、現代劇への復帰は初となる。ブランクも感じさせない演技ぶりだった。
知子の同級生で、独身キャリアウーマン・薫役に高島礼子、水商売の世界で働く晴美役に坂井真紀。
桜庭ななみ、山谷花純。将来の現実を知っている三人なので、ほかの生徒と比べると、考えもしっかりしている。志田未来は「14歳の母」で鮮烈な印象だったが、桜庭ななみもこのところよく見る若手女優だ。山谷花純はまだ15歳。知らなかったが当然か(笑)。
もしもの世界をリアルに表現する、話題の「if小説」を次々と発表し、男女を問わず人気を集める女性小説家・垣谷美雨の小説を原作に、奇抜なシチュエーションの中で繰り広げられる人生ゲームを鮮やかに描いていた。
「青春時代」の歌詞にもあるように、「青春時代が夢なんて、後からほのぼの想うもの。青春時代の真ん中は、胸にトゲさすことばかり~♪」だが、高校時代に戻っても、親子関係ほか、変わりはなかった。
友達に世間体、体面上取り繕っても、内実は、それぞれ問題、悩みが山積という状況も、現実の自分に当てはめて共感を呼ぶのだろう。独身、家庭もちに関わらず生きていくのは、激闘の日々かもしれない。ラストは、元気をくれる人生応援歌のようであった。
あ、レコーダーも、テレビの録画機能もない!?ので(笑)。
老けメイクがすごい。この二人、実年齢は10歳くらいの違いだが。
(1970)で鮮烈なデビュー。高校生で妊娠という、当時としてはショッキングな映画で、学生のfpdもビックリ。
そのあと高橋(関根)恵子の第2作「おさな妻」(1970)なんていうのもあった。40年もたてば、今は堂々たる母親役も当然か。
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