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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「未来予想図」(2007)</span>


「未来予想図」 (071006公開) 予告編
 
ドリカム(DREAMS COME TRUE)の「未来予想図」「未来予想図II」の2つの名曲をモチーフに作られた作品。曲は知っていたが、未見だった映画「未来予想図」(副題:ア・イ・シ・テ・ルのサイン)を見た。台湾で買ったDVDを持っていたのだが、リージョン・コードの関係で見られないと思っていたのが見られる環境(コードを2→3に変換)になったので、見た。
 
主演の松下奈緒は、映画出演2作目で、主演デビューはこれが初。
2010年に「ゲゲゲの女房」でブレイクする前の作品で、撮影当時22歳だが、
女子大生から20代後半までの年代を自然体で演じている。テレビドラマの出演が多く、映画はこれまでに6本(「砂時計」沈まぬ太陽」など)と少ない。2010年には、NHKドラマ「ゲゲゲ~」により、「紅白歌合戦」の司会も行った。
 
「未来予想図」は、ハート・ウォーミングなラブストーリー。
ひとりの女性が恋愛や自分の夢、パートナーの夢の間で悩みながらも、自らの描いた未来へと進んでいく姿を映し出す。
 
松坂慶子石黒賢光石研加藤雅也原田泰造西田尚美ら実力派、個性派の俳優陣が脇を固める。
 
印刷会社に勤める普通のOL・宮本さやか(松下奈緒)。
スペインの建築家・ガウディに憧れて建築事務所で働く福島慶太(竹財輝之助)。
 
ふたりは大学時代からの恋人である。
さやかには雑誌編集者になる夢があったが、一度は断念していた。
口下手ながら自分の夢をひたむきに追い続ける慶太の言葉に後押しされ、さやかは再び夢をかなえるべく転職活動をはじめる。
 
面接で不器用ながらも自分の思いを説明するさやかは、面接官・後藤(石黒賢)の目に留まり採用される。そんな矢先、慶太にスペイン赴任の話が持ち上がる。
 
念願の話に慶太はスペイン行きを決意し、それぞれの夢を追う二人は別々の道を歩き始める。5年後、30歳を目前にしたさやかは“恋が叶う花火”とインターネットで評判を呼ぶ花火職人・井上拓巳(原田泰造)の取材を企画する。
 
しかし、井上は仕事に熱中するあまり妻・苑(西田尚美)との関係がうまくいっておらず、噂にもうんざりとしていたこともあり、さやかの取材を拒否する。
 
一方、離れて暮らすさやかを常に気にかけてくれている母・陽子(松坂慶子)が「倒れた」と連絡が入る。
 
自分自身を見つめなおすため、さやかはスペイン・バルセロナ行きを決意。さやかは以前にも、大学の卒業旅行で慶太とこの地を訪れていた。思い出の場所で、しかしさやかが偶然目にした光景は・・・(Gooより)。
 
恋人が自分の夢を追って海外(スペイン・バルセロナ)に住むことになり、自身も希望の仕事に打ち込み、5年間の歳月が流れる。現実に5年間も離れ離れであったら、別れてしまうところだが、この映画では、二人の気持ちは変わらずに思い続けて、ゴールインする姿を描いている。「未来予想図」は確固たるものだったのか。
 
原田泰造は、「しゃべくり007」などお笑いタレントだが、TVドラマ「運命の人」で役者もできるのかと驚いたが、すでにテレビなどの俳優としても何本出ていたのを今回知った。
 
松坂慶子は、主人公・さやか(松下奈緒)の母親役だが、娘を見守る優しい視線がいい。30年以上前は、Playboyのバニーガール風悩殺スタイルで「愛の水中花」を歌って、ファンになったが、映画も松本清張原作の作品などで、ほとんど見た。その松坂も今年60歳!当時と比べると、ふっくらだが、美貌の面影は色濃い(?笑)。
 
バルセロナのガウディの建造物を見たのは、およそ30年前だが、ガウディが完成を前に亡くなり、死後100年かけて建築を完成させるのだという。あと数十年かかるようだ。何とも壮大な”未来”設計図だ。
 
映画は典型的なハッピーエンドで、若いカップル向きの映画だが、そこには様々な人生が詰まっている。
 
 
 
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