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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「カエルの王女さま」(第2話)・・・ますます目が離せない。</span>

 

 
毎日、ただ生きていて、何が楽しいの?」
「伝統に縛られて、言い訳のために、自分から逃げているだけじゃないの?」
 
といった言葉が、ストレートにびんびんと伝わってくる。
 
毎週木曜日夜10:00~放送の「カエルの王女さま」・・・番組途中で、昔のバラエティのゲバゲバのように、”ゲロゲロ”というナレーションが入る。変なタイトルだが・・・。
 
アメリカ・ブローウエイ帰りの女優という触れ込みで、田舎のママさんコーラスを指導するとは夢にも思わなかった倉坂澪(みお)(天海祐希)にとっては、何の因果か、自分の高校時代の恩師・森香奈絵(久野綾希子)の頼みだったから引き受けたのだが・・・。
 
スーパーの大根の特売の値段のほうが気になる主婦にとって、アメリカ帰りとかいう澪の特訓は、苦痛であり、ついていけないと思ったが、やってみると、意外に面白く「案外、できるかも・・・」に変わっていく。合わないシューズは、誰もいない夜に、澪が一人一人の靴をチェックして、履きやすいように、”修正”していたのだ。プロとしての意識は徹底している。
 
コーラス・グループのリーダー格の井坂忠子 (石田ゆり子)は、澪からは、「学級委員」と揶揄され、そのやり方に反発心を覚え、グループから抜けてしまう。
 

父親であり市長でもある井坂清忠 (岸部一徳)は、町の合併を機に、音楽堂を取り壊し、ごみ処理場を建設しようとしていた。ママさんコーラスなどに使用させるなどは到底考えておらず、市役所勤めの婿養子(娘・忠子の夫)、井坂哲郎 (小泉孝太郎)に、今のうちにコーラス・グループはつぶしておけ!」と厳命していたのだ。
 
この哲郎は、父親のいいなりで、意見を言うなどはもってのほかで、「わかりました」というだけ。妻は、コーラスを続けたいと言うし、妻と父親である市長との板挟みで苦労しているが、おたおたしたりする。そんなある時、倉坂澪は、哲郎の態度に、忠子に発した「何が生きていて楽しい?」という痛烈な言葉と同様に、「あなたも、ボンクラ亭主だ!」と強烈パンチをくらわす。

 
天海祐希の、ストレートで、妥協しない物言いの小気味良さ!
 
音楽堂でのコンサートを目指し、その予備試験のために町内の「桜まつり」での余興の演目に、シャンゾンズの歌披露が入っていたが、これを「外せ」と市長の鶴の一声。
 
理不尽な「歌演目の削除」に、黙っていられない倉坂澪は、強制的に、司会者からマイクを取り上げ、シャンソンズを舞台に乗せ、歌と踊りをみせるのだが・・・。
 
宴会の席で、「桜まつり」で、歌を歌っているという情報が井坂清忠市長の耳に入ったから、さあ大変。車で会場に駆けつけて、コーラスの「首謀者」倉坂澪と対峙することになった。このときの、苦々しげな岸部一徳がみものだった(笑)。にらみ返す澪。
 
一触即発のなかで、次回の展開は・・・。
 

溶接工として玉山鉄二も登場しているが、「桜まつり」のコーラスの歌を聞いて「ちぇ」と舌打ちしていたが、少し前、土手の下を歩いていたときに、いきなり女性物の靴が頭にぶつかったことがあったが、その靴の持ち主が、いま「桜まつり」のコーラスのリーダーとして歌っているのに、少し驚いた様子。
 
コーラスグループの若手の男の一人が、コーラスグループに入るよう勧めていたのだが、断っていた。かつてバンドをやっていたようで、歌には定評があるというのだが。
 
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