映画「The Lady ひき裂かれた愛」予告編
「The Lady 引き裂かれた愛」が、角川映画の配給で、7月21日に公開される。
スーチーに関する書物をかつて読んだことがあるが、”信念”を曲げない性格で、立ち居姿で、背筋を伸ばし、きりっとしている姿が印象に残る。確か小さいころに母親から、姿勢をよくするために頭の上に書物を載せて、立たせたり、歩かせたりしたというエピソードがあったようだ。
イギリス留学時代に知り合った夫はイギリスにもどり、離れ離れになり、夫の死にも立ち会えなかったスーチー自身は、軍事政権下で、何度も「自宅軟禁」という外出禁止の状況が続いた。ようやく、民主化の兆しが見えてきて、映画化のタイミングになったのか。
長きにわたる同国軍事政権との戦いと 、それを支えてきたイギリス人の夫と息子たちとのきずな。この映画を監督するのは、「レオン」「フィフス・エレメント」などのリュック・ベッソン。
スーチーを演じるのは、中国の生んだ国際派女優、ミシェル・ヨー。
「SAYURI」にも、チャン・ツィイーと出演していたが、”格”の違いを見せつけた。
「007/ トゥモロー・ネバー・ダイ」にも主演したミシェル・ヨーだが、今回の「The
Lady」では、ビルマ語のセリフを完全習得しただけでなく、本人のしぐさやなまりまでも研究し熱演しているという。スーチーの愛読書もすべて読破したというから、女優もすさまじい。予告編を見る限りでも、そっくりの印象だ。
このところ、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」にしても、女性のリーダーを描く映画が多い。単館公開で拡大ロードショーではないが、必見の映画になりそうだ。
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