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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「運命の人」(最終回)</span>

 
運命の人」最終回が2時間枠に拡大されて放送された。
今年の記憶に残るドラマとなったことは確かだ。
 
このドラマでは、弓成(本木雅弘)が、かなり傲慢な性格のように描かれていたが、沖縄に移ってから、沖縄の真実、特に沖縄に住む人々、亡くなった人々の苦悩の歴史を知り、新たな行動を起こしたことが描かれるとともに、日本政府が、ひた隠しにしてきたアメリカとの密約が、沖縄の大学教授がワシントンに赴任して、現地で証拠を発見するなどの展開で終わる。
 

しかし、日本政府は、なおもそれを認めようとしない現実があり、2012年の現在、弓成が、沖縄の地で、青い空を見上げるシーンでドラマは終わる。
山崎豊子の原作も読みたくなる。
このドラマを見ていて、松たか子が、すばらしい演技をみせているのが印象に残る。5年間も夫が連絡をしてこない状況の中で、夫が記者としての「弓成亮太」であり続けることを願っているのである。この間、3年前に父親を亡くし、母親からは、離婚をしたらと助言されているのだが・・・。
 
昭子(真木よう子)は、名前を変えて、職を転々とするが、夫が離婚に判を押し、自身は故郷の北海道に帰ることにした。記者の山部(大森南朋)は、弓成が沖縄で生きていることを知り、会いに行くが、その際、弓成から昭子に伝言がありそれを昭子に伝える。伝言は、何かあったら応援したいということだが、昭子にとっては、スキャンダルの原因になったのは、「世の中を変えられる」という弓成に対して自分が頼りたかったことで、機密文書を渡したことなどを山部に伝えたが、今となっては、過去のこととなってしまい、新たな人生を歩むようだ。
 
空港で、沖縄に向かう由里子と、北海道に向かう昭子がすれ違い、互いに振り返るが、無言で会釈をするだけだった・・・。
 
ストーリー:
裁判の判決などから5年の歳月を経ていた。
全ての過去と決別した弓成は、沖縄で様々な人に出会いながら、静かに時の流れに身を任せて暮らしていた。
自らも沖縄を象徴する事件がきっかけで心に大きな傷を抱えるが故に、孤独な弓成の姿に癒しを感じ、淡い思いを抱く謝花ミチ(美波)。戦争中にガマ(洞窟)で起こった壮絶な真実、30年以上封印されてきたその歴史を、涙ながらに語る渡久山朝友(泉谷しげる
 
弓成に沖縄の現実に向き合うよう、熱く投げかけ続ける琉球新聞の記者・儀保明(津田寛治…。
 
そんな中、日常に基地があるが故の理不尽な事件が次々に起きる。アメリカ兵による強盗事件。小学校への米軍ヘリ墜落事故。さらには小学生への婦女暴行事件…。

これまで知らなかった沖縄の姿を目の当たりにした弓成は “自分は沖縄の本当の痛みを何も知らずに、沖縄を救えと息巻いていただけなのではないか?”と自らに問い続ける。

やがて、弓成は大いなる決意の元、ある行動に出る――。
 
運命の人とは、弓成の妻・由里子にとっての「弓成」であり、沖縄の地で中学生で米軍兵に暴行を受けた少女にとっても、再生のきっかけを与えてくれた「弓成」ということだった。
 
最終回は、沖縄の戦時中の不幸や、現在の沖縄の米軍基地に絡む住民の苦しみなどを本土の政府は理解していないことへの怒り、相変わらずの無策ぶりなどを描いている。
 
主役の本木は、共演の女優について、松たか子については「正直なところ、それまでは、色っぽさはあまり感じていなかったが、共演してみて、色香が漂っていた」と語り、真木よう子については「声のトーンが(低く)魅力的だった」とどこかで語っていた。 まったく同感だ(笑)。
 
音楽も良かった。
山崎豊子の原作は、ほぼドラマ化または映画化されており、これでしばらくは、重厚なドラマは見られないかもしれない。「運命の人」の映画化があってもいいが。
 
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