「ストロベリーナイト」予告編
(夕刊フジより)
捜査班が別のため、合同捜査のたびに、どちらが先に犯人を突き止めるか、競争している。姫川には、17歳のときに、刺されて、強姦された男がいたがその男に日下が似ていることもあって、生理的に受け付けない、という事情がある。
日下が、第7話では、姫川に対して、「おまえは根拠もなしに捜査していている」と持ち前の周到な調査を行っている日下には腹立たしさがあって、その考えをたたきつける。姫川も、最後には切れて「重箱の隅をつつくようなその態度が気に食わないのよ」と正面切って、怒りをぶつけるのだった。
日下とコンビを組むことになった井岡博満(生瀬勝久)は、ダメ刑事だが、姫川にベタ惚れのため、日下に「どうして、姫川を目の敵にしているんですか」と聞いてみる。「別に嫌っているわけではない。あいつが、敵視しているだけだ」というのだが・・・。
それにしては、ずいぶんと痛烈なセリフで、姫川主任に向かってくるな。
遠藤憲一の風貌はどう見ても、やくざの若頭といった顔。
これで、ヤクザ組織に乗り込んで行ったら、相手から「どこの組のものだ」といわれても納得(笑)。警察手帳を出すまでは・・・。
はじめて、遠藤憲一を名前と顔が一致して映画館で見たのは、比較的遅く「ハゲタカ」だった。自動車会社の社長役で、外国企業、ファンドの乗っ取りから自社を守る役柄だった。その後は、テレビの「特上カバチ」で、行政書士の事務所の所員で、新米書士に檄を飛ばす役だった。このドラマは、堀北真希が、かっこよかった。
遠藤憲一は、現在50歳。
「ストロベリーナイト」の警部補の役柄はとにかく几帳面で、細かい。
その役柄について遠藤は「俺と似ている」という。顔に似合わず(?)、几帳面でセリフ覚えなど、事前に完璧に覚えないと不安だという。
映画俳優・女優という職業は、年齢が40代、50代・・・とあがっていくにつれて、役が少なくなるという。60代くらいになると、声がかかるベテラン俳優は限られてくるのだという。今50代に突入。50代は、60代の準備という。
俳優という職業も、声がかかってなんぼの世界。
現実は厳しいようだ。
外国映画でも、40代になると、女優は、役柄も激減し、声もかからなくなる・・・というドキュメンタリー風の映画があった。有名女優が30人以上出演していた。「デブラ・ウィンガーを探して」(2003年公開)だ。この映画は、シリアスだった。
デブラ・ウィンガーは、「愛と青春の旅立ち」のヒットで有名になったが、その後は、映画界から徐々に消えていったようだ。そうした実例を通して、ジェーン・フォンダ、エマニュエル・ベア―ル、ホリー・ハンター、グウィネス・バルトロー、テリーガー、メグ・ライアン、シャロン・ストーン、シャーロット・ランプリングなど34人のハリウッド女優が出演した。
女優にとって、40歳(今でいうアラフォー)というのが、分かれ目のようで「ジュリアン・ムーア(当時40代前半)なんか、活躍してるよね」という女優たちの言葉が印象的だった。