「最後から二番目の恋」(第6話)は、いつもの通り、タイトルが出るまでの数分間のオープニングの登場人物の会話、演技にうならせられてしまう。
千明(小泉今日子)のいらいらした一人芝居の演技!自販機にお金を入れても、
飲み物が出てこないので、機械をたたいたり、むしゃくしゃの感情表現が絶品・・・。和平と千明の口げんかは相変わらず。
秀子の一言は、和平にとっては、強烈だった。女学生のように、電話では、うきうきしてデートを楽しみにしていた秀子だったが、和平があまりにも誠実で几帳面な性格を知って言い放つ言葉。
「誠実キャラは、いらないんですけど」←かなり強烈。
秀子にとっては、今から結婚など面倒なことは考えていないようで、割り切った大人の関係を望んでいるようだ。
その秀子の娘の知美は、母親が和平とデートしたのは知っているが、ライバルの母親に負けじと、朝の通勤途上で偶然を装って和平を待ち伏せして、腕をくもうとさえしながら会社へと向かう。「私、まだあきらめていませんから」とルンルン気分で。
兄弟想いの和平は、それはよかったという表情を見せるが・・・。
真平は、千明に「あなたのことが好きみたい」と告白。
千明は、戸惑うが、真平の本気度に、うれしくもあり、「マジで?」と聞き返すが、「マジで」とかえってくる。千明は特別な恋愛感情は持っていなかったようで、複雑な心境か。
夜、和平が、おもわず、千明に「真平のことを、病気持ちですが、よろしくお願いします。」と語ったものだから、千明は、「なにそれ」(病気って・・・)と。和平は、すべて千明は知っていると思っていたが、真平は何も話していなかったということを悟り・・・。
このあたりで、真平が、大変ななにか難病でも抱えているような予感が伝わってくる。それは、第7話のお楽しみ?ということか。
そんな自分の子供世代に、気のきいたセリフはないものかと、いそいろと千明などに相談して、それを実行する。その背中の後ろでは、じぶんの妹(内田 有紀)が、様子を聞いている。
ストーリーは単調ながら、俳優・女優の言葉のやりとり、駆け引きのおもしろさがある。
「最後から二番目の恋」の舞台となっている店も紹介されていた。
鎌倉には10年くらい行っていない。
雰囲気のある街だ。
ドラマの影響で、人気スポットも出てきそうだ。