「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」予告編
「ALWAYS」を間違えて「RAILWAYS」を見たわけではない。
タイトルが似ているのは「ALWAYS 三丁目の夕日」を作ったROBOT社の制作だからだ。
「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」のパート2(「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」)が今月公開となり、シリーズになるほどの作品なのか、確かめたかったのと「2」には、余貴美子も出ているので、いずれ見ることになるので「予習」というわけだ(笑)。
「RAILWAYS」は、予想以上に、感動的な作品だった。
家族、仕事、夢、信念、思いやりなどを描いて、後味のいい典型的な
”ハート・ウオーミング”映画だ。
「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」は、2010年5月に公開された。
妻と娘と
妻と
年齢は異なるが同じ新人同士
50歳を目前にした一流会社のサラリーマンが、ある日突然、幼い頃の夢だった電車の運転士になろうと挑戦する。島根・出雲(あの懐かしき「砂の器」の舞台となった地域だ)が舞台。この地域の電車が、単線の「一畑電車」。監督の錦織良成は島根出身。
出演が、主人公の筒井に中井貴一、妻に高島礼子、娘に本仮屋ユイカといった旬な女優を配している。そのほか、三浦貴大、奈良岡朋子、橋爪功、佐野史郎、宮崎美子、遠藤憲一、中本賢、甲本雅裕などがわきを固めている。主題歌をユーミンが担当。
筒井のまじめな性格は、中井貴一に適役だが、秘めた信念、夢への挑戦、「50歳の新米運転手」は、経験と人格がものを言う。
筒井のセリフがいい。
・娘の倖(本仮屋ユイカ)に対しては、就活で悩んでいるのを見て・・・。
「ゆっくりでいい。前に進んでいれば、それでいい」
・筒井は、島根で運転士をしているが、仕事で成功している妻・由紀子(高島礼子)
が初めて夫の運転する電車に乗る。東京を離れたくない由紀子は、「私たちは、 (離婚しなくて)これでいい?」という言葉にたいして・・・。
「終着駅まで、ちゃんと乗っていてくれよな」
(電車と人生をかけている)
・同じ新人の宮田に対して・・・。
「運転士は毎日、同じような単調な仕事に見えるが、毎日違うお客さんが乗り
毎日が新しい」
小さな子供が、運転士のいない間に運転室に入って、ハンドルを握っているが、これが動画投稿サイトにでたことで、問題視されることに。責任を感じて「運転士の夢はかなった」と辞表を提出するが、筒井がこれまで親切にしてきた人が一群となって集まって「辞めないで」のコール。泣かせる、クライマックスだ。
見ない手はない(笑)。