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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「家政婦のミタ」(11)・・・隣の家の家政婦に!(第9話)</span>

 
家政婦のミタ」(第9話)は、予告通り、さまざまな展開がてんこ盛り。
 
お隣さんの家政婦となった三田は、奥さんから、「自分のダンナ」の調査をしてほしいと依頼される。その結果、若い女と浮気していることがわかる。奥さんは、三田からダンナと若い女の写真を何十枚もテーブルに並べられ、詳細に知らされ、大きなショックを受ける。
 
最初は、「主人を殺して」と依頼するが、考え直して、自分も息子、主人と3人で死ぬといいだす。「承知しました」と三田。 ダンナが帰ってきたところで、灯油をまき散らす三田・・・。
 
依頼しながら三田が本気だと知ると、怖気づく奥さんだが、「あんた(三田)が死ねばいい」と毒づき、「承知しました」と、三田は自ら灯油を頭からかぶるが・・・。
 
このドラマでは、阿須田家の奥さんが、そもそも夫の浮気が原因で自殺。
隣の奥さんも、ダンナの浮気で、自殺を図ろうとする。
三田も、夫と息子を火災で亡くし、助けられなかったことを悔やんで自殺を試みたが、できなかったという。
 
いとも簡単に、命を落とそうとする・・・そこまでやるかという思いにもさせられる。
 
三田は、機会があれば、自殺したいという願望を持ち続けていた。
そこへ、家政婦として阿須田家の隣に移ったときに、そこの奥さんから、業務命令で「自殺すれば」と言われたのをいいことに、自殺を図ろうとしたのだった。三田にとっては、願っていたことだったのだ。
 
第9話では、三田が、焼死しようとするところに、間一髪、阿須田家の子供たちに制止され、思いとどまる。このときの子供たちの「三田さんを助けたい」という切実な願いに、やや人間的な気持ちを取り戻す。

 
次女の希衣(きい)(5歳)の「ミタさん、希衣のこと好き? 私は三田さんのこと大好き。今度は、希衣が三田さんを助ける番だから。またうちに戻ってきて。幼稚園に迎えに来た時のあの歌をうたって。”あの坂を登ったら~♪」に、涙ぐむ三田。
 
三田は、条件付き(絶対に笑わない、家族と食事はしない、など)で、阿須田家に戻る。家族は、三田の料理に喜び楽しそうにはしゃぐ。いつものように三田は、台所で、直立不動だが、家族のだんらんに、かすかに(0.05秒くらい?)微笑んだように見えた・・・。
 
お騒がせのうららは、相変わらずドジで、やることなすこと「空回り」だが、三田に、
義理の兄にあたる阿須田に想いを寄せていることを告白してしまう。「今のことは聞かなかったことにして。もうここには来ないから」といって立ち去る。
 
第10話は、そうした想いを断ち切るために、見合いをするというのだが・・・。
 
三田が、これまで、遊園地で、3人分の飲み物とスナックを持って無言でテーブルに座っているシーンがあったが、第10話では、ついに亡くなった夫と息子との過去のシーンがフラッシュバックされる。思い出が何回となく蘇ってきてしまうようだ。
 
三田が、ロボットのようにふるまってきたが、だんだん人間性を取り戻していくようだ。このドラマ自体が、人間の再生をテーマにしているとのことで、だんだんとその方向に行っているようだ。
 
来週も拡大放送。
21日最終回はなんと、通常の1時間に、さらに9時~1時間のスペシャル篇が追加されるという。
 
年末、今年のドラマの最高視聴率を上げた「家政婦のミタ」だが、あと2回を残すのみ。子役たちの演技も、だんだんと迫真さを増してきた。
 
最後まで、「笑わないミタ」でいてほしいという願望もあるが、いったいどうなるのか、
いよいよ、クライマックス、佳境に入る。
 
これだけ高視聴率だと、期待は大きくなるばかり。
「え?」というような簡単なエンディングではないだろう(笑)。