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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「紅白」歌手選出の舞台裏。</span>

 
ここ十数年、年末・大みそかに「紅白」を”完全視聴”しながら年を越すということはなくなった。他の番組を見ながら、”ちらちら”と「紅白」を覗き見る?程度かもしれない。
 
かつてお化け番組といわれ、高視聴率だった(50%以上)が、歌手の選考で、ベテランだからという理由だけで出場したり、一過性の「客寄せ」のような”時の人”が出たり・・・翌年は消えていたりする芸能人も多い・・・とあまり新味が感じられなくなってきた。
 
ことしは、NHKは、選考にあたって「暴排条例」に苦しんだようだ。
 
政治家の閣僚ではないが、任命後に「ボロ」が出てきては、困るからだ。アメリカも、テロ、マフィア、暴力組織の排除を強化しているようで、日本のYAKUZAも、指定されているようだ。大手の日本の芸能プロがアメリカに進出する際にも、(暴)に関わっていることが判明すれば、興行・ビジネスはできない、などといったニュースもあった。うがった見方をすれば、島田某を切った芸能会社は、そんな人がいるという情報を知られる前に、クリーンにしておこうという意図で、海外進出を見越しての決断だったとも一部で報道されていた(推測の域だが)。
 
そんな中、今年の「紅白」の人選では、「おや?」「なぜ?」と思う歌手が入っている。
(暴)とは全く関係ないが、「神田沙也加」だ。この人、ヒット曲もないが、原因が分かった。親(松田聖子)の「威光(意向)」が大きかった。
 
聖子のしたたかさは昔から変わらないなと思った。
聖子は、NHKから出場の依頼を受けたときに、「個人的ではなく、何か意味のある形はないか」という話になり、震災もあったこの年、NHK側から「親子の絆」「人の絆」が意識された一年だから、”親子共演はいかが?”とNHKが持ちかけ実現したのだった。親子共演で「視聴率が5%上がる」とNHK皮算用どおりにいくか・・・笑。「さすが、聖子」ともっぱらなようだ。
 
史上最年少で出場する芦田愛菜(7歳)と鈴木福(7歳)ですら、「黒組(暴力団)とは関係ありません」という念書に署名したという。
 
K-POPブームで「少女時代」「KARA」が出場することになった。音楽に国境なし、を思わせる時代で、これはいいことだと思う。
 
北島三郎(48回)、森進一(44回)、五木ひろし(41)、細川たかし(35回)、和田アキ子(35回)、千昌夫(16回)などは、ヒット曲がなくても、一定の視聴者のファンがいるからか、”落とせない”のだろう。
 
一方で、加山雄三美川憲一(昨年に続き落選)らは入っていない。美川は、2009年(平成21年)まで19年連続(合計26回)で出場して、派手な衣装で、小林幸子と競っていたが、あれも、今は昔・過去の産物となったようだ。
 
20年以上ぶりの出演者もいる。
千昌夫の出場はなんと22年ぶり。我々の世代では、常連と思っていたが・・・。
出場のきっかけは、東日本大震災。被災地・岩手県陸前高田市出身の千昌夫は「故郷をはじめ、被災した人たちを元気づけたい」と語る。西田敏行も、21年ぶり。
西田は、福島県郡山出身。「福島県の野外コンサートなどを行ってきた」が、音楽の力を感じたと語り意気込んでいる。人選は、NHKの被災地のファンへの配慮なのだろう。
 
選考にあたって、NHK側は「出ていたたきたい方にそういう方(暴関係)はいなかった」というが、中身がつまらなくなっているのは、改善されたのか(爆)。
 
レディ・ガガ由紀さおりさだまさしらは有力といわれたが、もれた。
NHKは、事前に情報が漏れるのを嫌い、なかには、「サプライズ・ゲスト」という企画もあって、突然でてくる・・ということもたまにあるようだ。
 
ことしも、年越しそばは恒例だが、「紅白」は、恒例にはならないだろう。