The Third Man Theme - Anton Karas
映画字幕の第一人者といわれる戸田奈津子女史が、「第三の男」の「あの」字幕は、私には思いつかない・・・・・というのがこれ。
「第三の男」のワンシーン。
「I should not drink it. It makes me acid.」が・・・。
「今夜の酒は荒れそうだ」
(うん、確かにうまい訳だ)
一時期、意訳ならいいが、誤訳も多く指摘されたようで、それが外国の監督にも伝わり、「戸田を使うな」という事態もあったと聞く。
そうは言っても、戸田女史の字幕の映画はずいぶんと見ている。
字幕の第一作目が「地獄の黙示録」だった。
ちなみに、高瀬鎮夫がつけた字幕はすごい。
代表的なのは・・・・・。
・・・リック(ハンフリー・ボガード)がイルザ(イングリッド・バーグマン)に繰り返し言うセリフ:
“Here's looking at you,kid.”=「君の瞳に乾杯」という字幕。
②「ジョルスン物語」
・・・主人公の決め台詞 ”You ain't heard nothin' yet!”
=「お楽しみはこれからだ」。
③「ある愛の詩(うた)」
・・・名台詞“Love means never
having to say you're sorry”
などがある。
“Love means never ~”は、ライアン・オニールのせりふだったが、「おかしなおかしな大追跡」(What's Up, Doc?)でライアン・オニールと共演したバーブラ・ストライサンドが、飛行機の中で、落ち込み加
減のライアンに向かって、“Love means never
減のライアンに向かって、“Love means never
having to say you're sorry”でしょう?とウインクしていうセリフもあった。
気の利いた邦題や字幕があったりすると、ほほう、とにんまりすることもある。膝を打つような「ざぶとん3枚!」という
字幕に巡り合いたいものだ。
戸田女史の主な字幕作品例:
- 地獄の黙示録
- タイタニック(1997年)
- スター・ウォーズ(新3部作)
- ターミネーター2(1991年)
- E.T.※吹き替え翻訳も担当
- ゴーストバスターズ
- トッツィー
- バック・トゥ・ザ・フューチャー
- インディ・ジョーンズ
- ダンス・ウィズ・ウルブズ
- シンドラーのリスト
- フォレスト・ガンプ
- アルマゲドン
- シカゴ
- パイレーツ・オブ・カリビアン
- ホーム・アローン(1990年)
- シザーハンズ(1990年)
- ブリジット・ジョーンズの日記(2001年)
- ハリー・ポッターシリーズ(2001年~)
- エアフォース・ワン(1997年)
- セブン・イヤーズ・イン・チベット(1996年)
- 評決のとき(1996年)
- ベイブ(1995年)
- アポロ13(1995年)
- マディソン郡の橋(1995年)
- 今そこにある危機(1994年)
- スピード(1994年)
- ジャングル・ブック(1994年)
- ジュラシック・パーク(1993年)
- ショート・サーキット(1986年)
- ショート・サーキット2 がんばれ!ジョニー5(1988年)
- M:i:III(2006年)
- ワールド・トレード・センター(2006年)
- ダイ・ハード4.0(2007年)
- ボーン・アルティメイタム(2007年)
- ナイト ミュージアム(2007年)
- 007 オクトパシー(1983年)~007 慰めの報酬(2009年) ※007シリーズの翻訳としては、最多9作目
- グレムリン※吹き替え翻訳も担当
- アバター(2009年)
- ラブリーボーン(2010年)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:
ついでにクリック・ポン♪。