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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">言い得て妙な「映画字幕」</span>


The Third Man Theme - Anton Karas
 

 
映画字幕の第一人者といわれる戸田奈津子女史が、「第三の男」の「あの」字幕は、私には思いつかない・・・・・というのがこれ。
 
第三の男」のワンシーン。
I should not drink it. It makes me acid.」が・・・。
 
今夜の酒は荒れそうだ
(うん、確かにうまい訳だ)
 
戸田奈津子といえば、字幕の大家・清水俊二の弟子のような字幕翻訳家だが、
一時期、意訳ならいいが、誤訳も多く指摘されたようで、それが外国の監督にも伝わり、「戸田を使うな」という事態もあったと聞く。
 
そうは言っても、戸田女史の字幕の映画はずいぶんと見ている。
字幕の第一作目が「地獄の黙示録」だった。
 
タイタニック」「スター・ウォーズ」「シンドラーのリスト」など名作、大作が多い。
昔は字幕といえば、清水俊二、高瀬鎮夫(しずお)といった大御所がいた。最近では、戸田奈津子のほか、松浦美奈といった名前をよく見る。
 
ちなみに、高瀬鎮夫がつけた字幕はすごい。
代表的なのは・・・・・。
 
・・・リック(ハンフリー・ボガード)がイルザ(イングリッド・バーグマン)に繰り返し言うセリフ: 
“Here's looking at you,kid.”=「君の瞳に乾杯」という字幕。
 
②「ジョルスン物語
・・・主人公の決め台詞 ”You ain't heard nothin' yet!”
=「お楽しみはこれからだ」。

 
③「ある愛の詩(うた)
・・・名台詞“Love means never
having to say you're sorry”
などがある。
 
“Love means never ~”は、ライアン・オニールのせりふだったが、「おかしなおかしな大追跡」(What's Up, Doc?)でライアン・オニールと共演したバーブラ・ストライサンドが、飛行機の中で、落ち込み加
減のライアンに向かって、“Love means never
having to say you're sorry”でしょう?とウインクしていうセリフもあった。
 
気の利いた邦題や字幕があったりすると、ほほう、とにんまりすることもある。膝を打つような「ざぶとん3枚!」という
字幕に巡り合いたいものだ。
 
戸田女史の主な字幕作品例:
 
 
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