映画「ザ・タウン」予告編
「ザ・タウン」(2010、原題The Town)は、チャック・ホーガンの小説「強盗こそ、われらが宿命」を原作とした犯罪スリラー作品。「ゴーン・ベイビー・ゴーン」以来2本目となるベン・アフレック監督(兼主演)作品である。日本公開は2011年2月5日。
第67回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション外で上映された。
年間300件以上の銀行強盗事件が起こる街、ボストン。
ダグ(ベン・アフレック)はそこで幼馴染たちと共に結成した銀行強盗団のリーダーをしており、自分の行いに信念を持っていた。
しかしある日、ダグが襲ったとある銀行の女性支店長クレア(レベッカ・ホール)に出会ったことで彼の心が揺らぎ始めた。人質とした女性との新たな人生を歩もうとするタグと、仲間たちとの亀裂とその争いを描く。
銀行強盗の映画は、これまでも多かったが、「ザ・タウン」は、ジョージタウンという街の、銀行強盗こそ稼業という4人の生きざまをリアルに描いている。クライム・アクション映画としては一級品の作品と言えそうだ。
「インサイドマン」のような覆面強盗団の運命やいかに・・・だが、ドラマもかなり重厚な筋立てとなっている。
映画の途中で、何回もフラッシュバックされて登場する街そのものが主役とも言えそうな映画だ。
そのほかでは「恋に落ちたシェークスピア」「ペイチェック 消された記憶」が代表作か。レベッカ・ホールは「それでも恋するバルセロナ」で、スカ・ヨハ(スカーレット・ヨハンソン)の友人のビッキー役を演じていた。「フロストXニクソン」も印象的だった。
☆☆☆