野村 芳太郎(1919年4月2日 - 2005年4月8日)監督の作品では、松本清張原作
の映画化作品が印象に残る。父の野村芳亭(ほうてい)は日本の映画監督の草分け的存在で、松竹蒲田撮影所の所長も務めた。
野村監督は、現代の日本映画の重鎮的存在の山田洋次監督の師匠でもある。
あまり作品を見ていないが、個人的なベスト5は以下の通り。
「砂の器」は特に別格。音楽がすばらしい。
①「砂の器」(1974)
②「ゼロの焦点」(1961)
③「八つ墓村」(1977)
④「疑惑」(1982)
⑤「事件」(1978)
次点:「配達されない三通の手紙」
「迷走地図」「鬼畜」「わるいやつら」
野村監督のようなサスペンス・タッチの映画監督がいなくなったのがさびしい。
主な監督作品:
鳩(1952年)
鞍馬天狗 青面夜叉(1953年)
張込み(1958年)
ゼロの焦点(1961年)
拝啓天皇陛下様(1963年)
続・拝啓天皇陛下様(1964年)
五瓣の椿(1964年)
暖流(1966年)
女の一生(1967年)
コント55号と水前寺清子の神様の恋人(1968年)
白昼堂々(1968年)
でっかいでっかい野郎(1969年)
影の車(1970年)
初笑い・びっくり武士道(1972年)
ダメおやじ(1973年)
しなの川(1973年)
砂の器(1974年)
昭和枯れすすき(1975年)
八つ墓村(1977年)
事件(1978年)
鬼畜(1978年)
配達されない三通の手紙(1979年)
震える舌(1980年)
わるいやつら(1980年)
真夜中の招待状(1981年)
疑惑(1982年)
迷走地図(1983年)
ねずみ小僧怪盗伝(1984年)
危険な女たち(1985年)