製作は1940年だが、戦時中のためか、日本の公開は遅れ、戦後の1951年だった。
名優ローレンス・オリビエは、日本で言えば当時の長谷川一夫か?(二枚目)。
ヒロインのジョン・フォンテーンによる、恐怖の出来事の話から映画は始まる・・・。ヒッチコック映画は面白い、と感じた映画だった。おそらくこの映画がTVながらヒッチコックの映画でははじめてではなかったか・・・。
モンテカルロに来ていたイギリス娘キャロライン(ジョン・フォンテーン)は、断崖に立つ、どこか思いつめた
ような男に声をかけた。その若い紳士(ローレンス・オリビエ)は、マキシム・デ・ウィンターと名乗り、最近、最愛の妻レベッカを亡くしたばかりだった。
ような男に声をかけた。その若い紳士(ローレンス・オリビエ)は、マキシム・デ・ウィンターと名乗り、最近、最愛の妻レベッカを亡くしたばかりだった。
二人は急速に親しくなったが、帰国しなければならなくなったキャロラインがマキシムにそれを告げると、マキシムはなんとその場で結婚を申し込んだのだった・・・。
キャロラインは、マキシムとともにマンダレーにある壮大な館に向かう。慇懃な使用人たちとともに、家の一切を取り仕切るダンヴァーズ夫人がいた。
ダンヴァーズ夫人は、どこか不気味な感じで、冷たい性格のようで、キャロラインとは馴染めなかった。
マキシムが外出した時、屋敷の中を見て周るキャロラインだったが、あちこちにレベッカの“R”の頭文字が目に付く。また、回廊に掛けられたレベッカの肖像画もあった。
マキシムの告白。
驚愕の事実。
レベッカの隠された秘密。
そして、マキシムの取った行動とは・・・。
館に漂っていたレベッカの影はいったい・・・。
やはりヒッチコック・タッチ。
ストーリーテリングのうまさ。とくにキャロラインのいだく
心理的な怖さが余すところなく伝わってくる映画だった。
☆☆☆☆
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