「カメレオンマン」(Zelig)
ウディ・アレン監督の作品は、好みが分かれるところだろう。
冴えてる!と思う作品もあるが(「ボギー!俺も男だ」)、なんじゃこりゃという作品
(「スリーパー」)もある。
「カメレオンマン」(1983)は、そんな中でも、まともな映画だった(笑)。
ドキュメンタリーで80分の映画。
カメレオンのように周囲の環境に順応する能力をもつ男レナード・ゼリグ(Zelig)(ウディ・アレン)を、ドキュメンタリー調で描いた作品。意図的なモノクロ撮影、ニュース・フィルム、インタビューは、精神分析の事例を扱う記録といった形になっている。
いろいろな人のインタビューを通じて、Zeligの人物像に迫るというもの。
1930年代の舞台らしく、モノクロの映像で、当時の雰囲気は出ている。
アレンのお気に入り女優だったミア・ファローも出演している。
ウディ・アレン自身がカメレオンではないのか(爆)。
監督、脚本、主演をこなしている。
ニューヨークを舞台にした映画が多い。
ニューヨークの宣伝マンのようなアレンだ。
fpdも最近は、自称「カメレオンマン」だ。
☆☆☆