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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「ネバーランド」(2004)</span>

 

ネバーランド
(Finding Neverland、2004)は、アメリカ、イギリス製作で、「第77回アカデミー賞」では7部門にノミネートされ、作曲賞を受賞した。
劇作家ジェームス・マシュー・バリーが、ピーター・パンのモデルとなった少年と出会い、その物語を完成するまでを描いた実話ベースのヒューマン・ドラマ。
 
劇作家にジョニー・デップ。いまや大女優の仲間入りをしているケイト・ウインスレットのほか、往年の名優、ダスティン・ホフマン、名女優のジュリー・クリスティなどが共演。
 

ロンドンの劇場で劇作家のジェームス・バリ(ジョニー・デップ)は新作の初日を迎えていた。しかし、観客の反応は芳しくなく、翌日の新聞でも酷評されてしまう。
 
そんな中で公園に散歩に出かけたジェームスは、デイヴィズ家の若き未亡人シルヴィア(ケイト・ウインスレット)と4人の息子に出会う。ジェームスは一家と親しくなるが、三男ピーターは父親を失って以来、夢を持つことをあきらめ心を閉ざしていた。
 
心の傷と戦うピーターに、ジェームスは空想で遊ぶことと物語を書くことを教えるのだった・・・。
 
デップは、ファンタジー映画が多いようだ。この映画では、平凡に見える劇作かだが、創作上のなかでは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」を思わせるような扮装をみせ、やはりデップはデップと思わせる。
 
ジェームズの妻メアリー(ラダ・ミッチェル)は、シルヴィアの母が社交界の名士であるデュ・モーリエ夫人(ジュリー・クリスティ)であることから、デイヴィズ一家を夕食会に招待するが、ジェームズがシルヴィア親子と仲良くなるばかりで、メアリーは嫉妬を抱く。
 
夫婦仲が険悪になる一方、ジェームズはいつしかピーターに、幼い頃の自分を重ねるようになっていた。そんなジェームスの思いが、新作「ピーター・パン」の誕生へと結実する・・・。
 
だがやがて、シルヴィアが不治の病を患ってしまう。「ピーター・パン」の公演は大成功。そのことでジェームズはメアリーに別れを告げられる。ジェームズは、シルヴィアの自宅で「ピーター・パン」を上演。そしてシルビアの死去後、ジェームスは子供たちの後見人になるのだった。
 
ホフマン、クリスティなどの演技達者の俳優を見るだけでも一見の価値があった。
 
主な出演者:
ジェームス・マシュー・バリ: ジョニー・デップ
ピーター・ルウェイン・デイヴィス: フレディ・ハイモア
シルヴィア・ルウェイン・デイヴィス: ケイト・ウィンスレット
デュ・モーリエ夫人: ジュリー・クリスティ
メアリー・アンセル・バリ: ラダ・ミッチェル
チャールズ・フローマン: ダスティン・ホフマン
ピーター・パン:ケリー・マクドナルド
ミスター・ジャスパー: マッケンジー・クルック
ジョージ・ルウェイン・デイヴィス: ニック・ラウド
ジャック・ルウェイン・デイヴィス: ジョー・プロスペロ
マイケル・ルウェイン・デイヴィス: ルーク・スピル
 
製作総指揮: ゲイリー・ビンコウ、ニール・イズラエル
脚本: デヴィッド・マギー