ソフトバンクの孫正義社長は、昨年までは、原発について無知であったがために、賛成も反対も意見を持ち合わせていなかったが、今回の福島原発を機に、自分なりに1カ月以上、悩みに悩んだ結論は、「原発ではだめだ。太陽光、水、 風などのクリーン・エネルギーに転換すべき時が来た」と真剣に語っていた。
日本記者クラブという悪しきマスコミの弊害があり、マスコミも、政府、東電、安全保安院の発表をうのみにして報道している、という考えのもとにフリーランスの記者たちの集まった自由報道協会(設立は今年)という会が主催した講演会で、孫社長が語ったもの。
(少し長いですが、ぜひ聞いてみてください)
これをじっくり聞くと、原発のいいことは全くないということがわかる。
原発についての調査アンケートで、現在は96%が反対という結果という。
「いや、プルトニウムを吸って人間が生きて行けばいいという科学者くらいだろう」と皮肉たっぷりの表現も小気味いい。
いろいろな統計、数字、海外の趨勢などを考えれば、孫さんの提案は説得力がある。
功なり名を遂げた人物の提案と片付けられないだろう。
開発に注力していくという。