「ブリジット・ジョーンズ~」では、32歳の独身女性ブリジット(レニー・ゼルウイガー)を巡って、ブリジットの上司・ダニエル(ヒュー・グラント)と争うバツイチ弁護士・マークを演じて、味わいがあった。すこし斜に構えたスタイル、話し方が印象に残る。映画では、ヒュー・グラントが二枚目で、そつがないプレイボーイ的な役どころだが、コリン・ファースは、どちらかと言えば、面白味がなさそうな冴えない役どころだが、実直さ、まじめさがあり、それが時として笑わせる。
「ラブ・アクチュアリー」は19人の男女が織りなす、ラブ・コメディだが、コリン・ファースも二枚目ではないが、実直そうな役柄が目立った。
実は英国では、女性の人気投票で、1位になったこともある。
2枚目というより、品のよさで大人の女性により人気を得ているようだ。投票を主催したウィザード・ジーンズはこの結果について、「ハンサムな顔は天からの贈り物でしょうが、魅力的、というのはそれよりも内面的で、自然の魅力をいかに引き出せているかにかかっています。コリンはその品行や物腰の優雅さが素敵に見えるのでしょう。」
投票の順位は以下の通り。
1位:コリン・ファース
2位:ルパート・エヴェレット
3位:クライヴ・オーウェン
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5位:ダニエル・クレイグ
12位:オーランド・ブルーム
ゴールデン・グローブ賞で主演男優賞を獲得して、実力を示した。
2月27日発表の「米アカデミー賞」では、作品賞、主演男優賞など最多の12部門でノミネートされており、かなり有力。
今注目の俳優の一人であることには間違いない。
主な映画出演作品:
アナザー・カントリー Another Country (1983)
ひと月の夏 A Month in the Country (1987)
アパートメント・ゼロ Apartment Zero (1988)
コリン・ファースの恋の掟 Valmont (1989)
高慢と偏見 Pride and Prejudice (1995) テレビシリーズ
サークル・オブ・フレンズ Circle of Friends (1995)
イングリッシュ・ペイシェント The English Patient (1996)
ぼくのプレミアライフ Fever Pitch (1997)
シークレット/嵐の夜に A Thousand Acres (1997)
恋におちたシェイクスピア -Shakespeare in Love (1998) ☆☆☆☆
ブリジット・ジョーンズの日記 Bridget Jones's Diary (2001) ☆☆☆☆
謀議 Conspirasy (2001) テレビシリーズ
アーネスト式プロポーズ The Importance of Being Earnest (2002)
スプリング・ガーデンの恋人 Hope Springs (2003)
真珠の耳飾りの少女 Girl with a Pearl Earring (2003)
ラブ・アクチュアリー Love Actually (2003) ☆☆☆☆
ロイヤル・セブンティーン What a Girl Wants (2003)
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 Bridget Jones: The Edge of Reason (2004) ☆☆☆☆
秘密のかけら Where the Truth Lies (2005)
ナニー・マクフィーの魔法のステッキ Nanny Mcphee (2005)
トラウマ trauma (2006)
いとしい人 Then She Found Me (2007)
マンマ・ミーア! MAMMA MIA! (2008) ☆☆☆
Disney'sクリスマス・キャロル A Christmas Carol (2009)
シングルマン A Single Man (2009)
英国王のスピーチ The King's Speech (2010)