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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「青春の殺人者」(1976)・・・水谷豊、原田美枝子主演。</span>

 

 
青春の殺人者」(1976)は、いまや「相棒」シリーズの警視庁の「窓際」と言われる特命課の杉下右京役で人気の水谷豊が若き日に主演(当時24歳)。共演の原田美枝子も大胆なヌードを見せる。
 
映画は、長谷川和彦の第一回監督作品。
1974年千葉県市原市で実際に起きた親殺し事件を下敷きにした中上健次の短編小説「蛇淫」をもとに、田村孟が大胆に脚本化した。

長谷川監督は、その前に「青春の蹉跌」(1974)の脚本を担当。
1971年に「激突!」で映画監督デビューしたスティーブン・スピルバーグに例えて、「日本のスピルバーグ」ともいわれた。
 
ゴジラに似ているといわれ、「ゴジ」と呼ばれるようになった。(松井選手のゴリラ・松井のようなものか。爆)
 
斉木順(水谷豊)は22歳。親から与えられたスナックを経営して3カ月になる。
店の手伝いをしているのは、幼なじみの常世田ケイ子(原田美枝子)である。
ある雨の日、彼は父親に取り上げられた車を取り戻すため、タイヤパンクの修理を営む両親の家に向った。しかし、それは彼とケイ子を別れさせようと、わざと彼を呼び寄せる父と母の罠だった・・・。
 
特に親子(母と息子)の殺し合いのシーンは、ド迫力だった!
 
深い理由もなく、行きがかりから両親を殺してしまった青年(水谷豊)とその恋人(原田美枝子)の末路を、突き放した視点から描いている。
 
公開当時はかなり衝撃的な印象を持った。
ATG制作(芸術作品として制作され、公開もATG系劇場での限定公開だった)
 
1976年度「キネマ旬報」日本映画ベスト1に選出された。
ちなみに、「キネ旬」洋画の1位は「タクシー・ドライバー」だった。
 
映画の舞台は千葉県。「成田空港」という看板が出ていたが、
成田空港の開港は、2年後の1978年だった。今見ると、歴史を感じる。
 
 
スタッフ
* 監督 - 長谷川和彦
* 助監督 - 石山昭信

* 脚本 - 田村孟
* 原作 - 中上健次
* 撮影 - 鈴木達夫
* 音楽 - ゴダイゴ
* 美術 - 木村威夫
* 録音 - 久保田幸雄
* 照明 - 伴野功
* 編集 - 山地早智子

キャスト
* 斉木順 - 水谷豊

* 順の父 - 内田良平
* 順の母 - 市原悦子
* 常世田ケイ子 - 原田美枝子
* ケイ子の母 - 白川和子
* 宮田道夫 - 江藤潤
* 石川郁子 - 桃井かおり
* 日高徹 - 地井武男


予告編はこちら:
http://www.youtube.com/watch?v=iAGySufp-9o
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