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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「クレイジーズ」(2010)</span>

 

 
「クレイジー」(2010、原題:The Crazies)を見た。
キャッチコピーは、「あなたの友人も、家族も、恋人も 一杯の水で凶暴(クレイジー)になる」というのだが・・・。
監督は「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」のブレック・アイズナー。1973年のオリジナル版の監督をしたロメロも製作総指揮に名を連ねている。
物語は、米国中西部の架空の町が舞台。
細菌兵器を乗せた軍用機が、ある小さな町の川に墜落。漏れだしたウイルスにより水を飲んだ人々は次々と凶暴化、平和な町は、パニックに陥る。軍は事件を秘密裏に処理するため、住民を隔離し始める。保安官デヴィッドの妻も感染者と見なされ隔離されてしまった。デヴィッドは、妻を助け出し、同僚のラッセルとともに町を離れようと決意する。



 
ウイルスの潜伏期間は48時間。元は友人でも、凶暴化して襲いかかってくる感染者、大量の武器で町全体の償却を迫る軍隊。本来は国民を守るはずの組織が、国民殺しに加担する恐ろしさには背筋が凍るというものだ。
電動ノコギリを持つ患者が向かって来たり、ナイフやライフルが武器として登場したり、目を覆いたくなる映像が多い。はたして、この「狙われた町」から脱出できるのか・・・。
かなりリアルで、ドキュメンタリー風でショッキングな映画ではある。限られた町で起きた事件だが、突っ込みどころはある。携帯があるはずで、いろいろ連絡を取って、対処の仕方もあると思うが、まったく封じ込められた状況が続く。観客の恐怖感は煽られる。ゾンビなら、警官が、焼き殺すという手もあるが、生身の人間が相手。とはいっても、人間をも抹殺してしまおうというのが恐ろしい。
全米では大ヒットというが、日本ではどうか・・・。
13日から公開されている。

 
★★ (好みが分かれる映画だ)