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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「20世紀フォックス75周年」記念(「キネマ旬報」特集)</span>

 
 

 
米国のメジャー映画スタジオの一つ、「20世紀フォックス」Twentieth Century Fox Film)が創立75周年を迎えた。映画専門雑誌「キネマ旬報」が、「20世紀フォックス75周年記念」(ハリウッド映画史を築いたスタジオの軌跡)という保存版を発刊していたので、購入した。 書店で、立ち読みしてみてください(笑)。
 
学生時代から、社会人になっての通算10年以上、毎号購入していた「キネマ旬報」は、最近では、ご無沙汰しているが、書店や、図書館では時々のぞいてみている。
 
20世紀フォックス」といえば、映画の冒頭で、「パンパカ・パーン・パパパ・パンパカパーン」というファンファーレと、地上から空に向けたサーチライトで有名。
 
20世紀フォックス」のこのファンファーレで始まる映画は、これとこれ・・・とスイスイ出てくる人は、かなりの映画通!
 
10本くらいすぐタイトルが上がるでしょうか
 
(MGMならすぐ挙がる?爆)
 
20世紀フォックス」は、1915年にウイリアム・フォックスが設立したフォックス・フィルム1933年にダリル・F・ザナックが設立した「20世紀映画」が1934年末に合併して「20世紀フォックス映画」として設立された。戦前は、シャーリー・テンプル主演作やジョン・フォード監督、戦後はマリリン・モンローの映画などで知られている。
 
1940代から1950代にかけては「イヴの総て」「わが谷は緑なりき」「紳士協定」といったドラマ・社会派作品を製作した。
 
1950代以降は、ロジャース&ハマースタインブロードウェイミュージカルの映画化に取り組み、世界的に有名な「王様と私」「サウンド・オブ・ミュージッ」。舞台の演出をそのまま映画に取り込んだ「南太平洋」「オクラホマ!などがある。
 
 
1953には、ワイドスクリーンのひとつ「シネマスコープ」を開発。これは当時普及してきたテレビに対抗するもので、大画面で楽しむという映画の醍醐味をあらためて認識させるものとなり、同年の史劇「聖衣」がその第一作となった。以来ハリウッド映画をはじめとする大作映画はほとんどシネマスコープで撮影されている。
 
しかし、巨額な製作費をつぎ込んで1962に製作したクレオパトラ」は興行的に大失敗に終わり、スタジオは倒産の危機に陥る。そこへ20世紀映画の創始者だった、ダリル・Fザナックが経営陣に戻り、1965に公開され空前の大ヒットとなりアカデミー作品賞を受賞した「サウンド・オブ・ミュージック」、1968に第1作が公開され以降シリーズ化された「猿の惑星」を筆頭に、スタジオの経営は徐々に軌道に戻った。
 
以来SF作品とシリーズ作品が好調。1977からの「スター・ウォーズ」シリーズは同社の代表作のひとつ。そのほか「エイリアン」シリーズ、「ダイ・ハード」シリーズといった人気シリーズを製作してゆく。
 
タイタニック」は、20世紀フォックスとパラマウント映画との共同製作作品で、アカデミー賞11部門受賞の快挙を成し遂げ、興行収入でNo.1となり、しばらく首位を
キープした
 
2001になり、社名が「21世紀フォックス」になるのではと全世界が注目したが、結局社名は変更されず現在に至っている。
 
ところで、冒頭のファンファーレ。どこかで聞いたことはある?。昔の「てなもんや三度笠」のなかで、「漫画トリオ」(横山パンチ横山ノック青芝フック)が、「パンパカパーン・パパパ・パンパカパーン。今週のハイライト~」と言って漫談をスタートしていたのを思い出す。
 
20世紀フォックス」は、現在は、メディア王と呼ばれるルパート・マードック氏率いるニューズ・コーポレーションの傘下にある。
 
20世紀フォックス」の映画といえば・・・。
 
最近では3Dの先駆けとなった「アバター」や、「プラダを着た悪魔」「ウオール街」「ダイ・ハード」(20世紀フォックスの本社のフォックス・ビルが舞台に使用された)「史上最大の作戦」「フレンチ・コネクション」「サウンド・オブ・ミュージック」「明日に向かって撃て」「ポセイドン・アドベンチャー」「南太平洋」など名作がたくさん。
 
アメリカン・ニューシネマや、パニック映画、ミュージカル、社会派ドラマ、アクションなど幅広いジャンルの映画がある。
 
そのほかでは、
 
 (↑ここにあげた作品はすべて見ていました。笑)
 
・・・などがある。
 
※米国のスタジオ(Studio)とは、長編映画を製作(時には配給や上映もする)大規模な映画会社を指す。
 
かつてメジャースタジオは、「ビッグ5」と呼ばれたメトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)1924年創業)、パラマウント(1916年創業)、20世紀フォックス(1935年創業)、ワーナー・ブラザース(1923年創業)、RKO(1928年創業)の5大メジャー映画会社を指すのが一般的。これらの映画会社は製作・配給・興行までのあらゆる面でコントロールできた。これらの映画会社より規模の小さい「リトル3」と呼ばれた、コロンビア1924年創業)、ユニバーサ(1912年創業)、ユナイテッド・アーティスツ(1919年創業)の3社を含めることもある。これらは会社直営の映画館を持たず、完全に製作から公開までの系列化ができていなかった(HPより)。