fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「間宮兄弟」(2006)</span>

 
前から気になっていた「間宮兄弟」(2006)を見た。
間宮明信(佐々木蔵之介とその弟・徹信(塚地武雅間宮兄弟は、マンションで2人暮らし。見た目は、のっぽとちびで不釣り合いで似ていない兄弟だが、いかにもオタクっぽいところはいっしょ。女性に持てそうになく、二人で、一緒に家で夕食をとったり、テレビの野球観戦で熱くなったり(なんとスコアまでつけている)、ビデオを観ては涙するというのが日常。
近くのビデオショップから借りてきた映画のタイトル・内容はわからないが、ポップコーンの大きな紙コップを挟んで、真剣に画面に向かったり、兄だけじっくりと画面見入っている一方で、弟は眠っていたり、もういい年の大人だが、仲の良さが伝わってくる。20年以上前の「カウチポテト」だ(笑)。いくらオタク兄弟でも、実際には、あり得ないような設定。
そんな二人が、ある日、行きつけのレンタル屋さんの店員、直美(沢尻エリカと、徹信の務める小学校の依子先生(常盤貴子を誘ってカレーパーティーを開くことを決めた。勇気をふるって彼女たちに声をかけるのだった・・・。
明信が、直美にストレートに話すと、真剣な表情で聞く直美(沢尻)の答えは、「NG」。
そのあと間をおいて、(直美の相手の反応をうかがうような表情もかわいい)笑顔になって「うそです!楽しそう。参加する」という言葉に、昭信も内心ガッツポーズだったろう。ところが、後日直美に「交際してほしい」と告白した時も、前回同様「NG」の返事。昭信は、そのあとに、前言撤回を期待するも、(彼氏がいるので)今度は本当の「NG」のままだった(笑)。
森田芳光が、人気作家、江國香織の同名小説を監督。
目立った事件などもなく、たんたんと兄弟と周りの女性たちを描いているだけだが、日頃のストレスを忘れさせてくれるような映画だ。兄弟の息のあった演技が大きな見どころ。直美役の沢尻エリカが、かわいい。その直美の妹・夕美役が北川景子
間宮兄弟の母・順子を演じるのがなんと中島みゆき!中古で買ったロールスロイスで、息子二人をお出迎え・・・全く型破り。そのころ直美は妹の夕美に、いつまでも姉妹で一緒に遊んでいていいのだろうかと言うと、夕美は「間宮兄弟を見てみなよ。あの年でもずっと一緒だよ」と答えるのだった・・・。
 
なんのドラマティックなことが起こるわけでもないが、映画は、間宮兄弟の日常の断面をうまく切り取っている。
 
☆☆☆                                           

 
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
 「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。