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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「ディスクロージャー」(1994)</span>

 

ディスクロージャー」(1994女の上司から男の部下に対する、いわゆる“逆セクハラ"を題材に、企業内の権力闘争に巻き込まれる男の姿を描いたサスペンス・タッチの人間ドラマ。
 
ジュラシック・パーク」「ライジング・サン」のベストセラー作家マイケル・クライトンの同名小説を、「クイズ・ショウ」のポール・アタナシオが脚色。監督は「レインマン」「バグジー」のバリー・レヴィンソンが担当。
 
音楽は、巨匠エンニオ・モリコーネ主演は、マイケル・ダグラスと、「幸福の条件」のデミ・ムーア。共演は「JFK」のドナルド・サザーランド、「クリフハンガー」のキャロライン・グッドール、「ザ・ペーパー」のローマ・マーフィアなど。
 
シアトルのハイテク企業、ディジコム社の重役トム・サンダース(マイケル・ダグラス)はその日、上機嫌で家を出た。先端機器開発部の統括部長のポストが決定される日で、彼が任命されることはほぼ確実だった。
 
しかし、出社してみると、昇進を見送られた上に、シリコン・バレーの本社から新しい女性上司が来ると知らされ、彼は大きな衝撃を受ける。その上司、メレディス・ジョンソン(デミ・ムーア)は、社の創設者ボブ・ガーヴィン(ドナルド・サザーランド)が目をかけてきた野心溢れる美しい女性だったが、実はトムと彼女は10年前、恋人同士だった・・・。
 
メレディスは自分のオフィスにトムを呼び出し、次第に彼を誘惑しようとするが・・・。トムがこれを拒んで、翌日出社すると、メレディスは会社の上層部に、トムにセクハラされたと訴えていたのだった・・・。
 
トムは仕事と幸福な家庭生活、そして自らの誇りと名誉を取り戻すため、セクハラ訴訟では屈指の実績を持つ女性弁護士キャスリーン・アルヴァレス(ローマ・マーフィア)を雇い、メレディスをセクハラで訴えるとして相手側に揺さぶりをかける(HPより)。
 
映画は冒頭から、トム(マイケル・ダグラス)一家の豪邸や平和な暮らしぶりを描きだし、さらに会社内でトムの昇進がほぼ確実という状況が映し出される。アメリカの典型的な成功者の姿だ。車の運転中に、妻が「お金持ちになれるわね」というとトムは、「今でも十分お金持ちだが、もっと財産を築ける」といったセリフが交わされる。ところが会社に到着してみると、昇進はおろか、自身の左遷の話が噂として広がっていた・・・。
 
マイケル・ダグラスといえば、「氷の微笑」や「危険な情事」などで、怖い女性から恨まれる役が多い(笑)が、「ディスクロージャー」では、上司の女性副社長から、逆セクハラを受け、別の部門に飛ばされそうになる役どころ。必死に無実を証明しようとして弁護士を立て、調停で決着をつけようとするが、相手側も社長を巻き込んで、トムを窮地に追い込もうとしてくる。
 
会社社長にドナルド・サザーランド(「MASH」「戦略大作戦」などの怪優)、女副社長にデミ・ムーアトムの弁護士にローマ・マーフィア(理詰めで、頼れる女弁護士)などが扮して、サスペンスを盛り上げている。
 
10数年前の映画だが、ハイテクを駆使した映像や、流行り始めた携帯電話などが効果的に使われていた。
 
☆☆☆