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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「昼下りの情事」(1957)</span>


Love in the Afternoon (1957) Trailer
 
「昼下りの情事」は、40年近く前にTVで1度見たきりで、ストーリーはほとんど忘れていましたが、再見して、やっと内容がわかりました(といっても、字幕なしのDVDで、こまかいニュアンスは心もとない限り)。 
 
監督は、洒落たラブコメはお得意のビリー・ワイルダー
中国で買ったDVDのタイトルは「黄昏之恋」(英文はAriane)。
 
初老のプレイボーイと世間知らずの娘のラブストーリーだが、プレイボーイも、若い娘の一途さにひかれて、最後にはニューヨークで一緒に暮らすようになるというハッピーエンドの余韻を残して終る・・・。
 
クロード・シャヴァッス(モーリス・シュヴァリエ)はパリの私立探偵である。
 
アメリカの億万長者フラナガン(ゲイリー・クーパー)とX夫人の行状を盗み撮るというのが目下の仕事。
 
その初老のプレイボーイのフラナガンが、のちによもや自分の娘が恋焦がれる相手になるなどとは、その時は思いもよらなかったが・・・。
 
私立探偵の娘、アリアーヌ(オードリー・へプバーン)は、世間知らずの娘で、やがてフラナガンにひかれていく・・・。
 
ゲーリー・クーパーは、1901年5月生まれ、この映画の当時は56歳で、髪も薄く、30年代~40年代にはアメリカ映画のトップスターだったといっても、ヘプバーンとは、親子ほどの年齢差がある。
 
大金持ちで、立ち居振る舞いは紳士的だが、パーティなどでは、さまざまな女性に目移りするような、クーパーでなければ、たんなる初老の好きもの親父となるところ(笑)。ヘプバーンは、1929年5月生まれで、クーパーとは28歳も年が離れていて27歳前後。相当無理があるような印象はあります・・・爆。
 
プラットホームで、フラナガンを見送るアリアーヌは、フラナガンに自分を合わせようと、いままでに何人も男と付き合ってきたと虚勢をはるものの、父親のシャヴァッスから「娘の話はすべて、作り話」と聞かされていたので、とっさに、愛しく思うアリアーヌを、動いてる列車の中に引き上げてしまう。
 
あとをつけてきた父親は、その光景を見届けて、ほほ笑むというエンディング。
 
お金持ちのフラナガンの行くところ、どこでも楽団が付いて回り、”魅惑のワルツ”が流れる。ヘップバーンが、靴でクーパーの頭をコンとたたいたり、ボートのシーンでは、サングラスで大人びた姿を見せたりと、見どころは多い。(へプバーン映画大好きのalf.momさんが、へプバーン映画No.1に推す理由がわかります。笑)
 
テーマ音楽は、いつまでも耳に残る。
 

 
 
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