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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「告白」原作を一気に読んで・・・。</span>




 
「告白」は今、映画で最も話題になっている作品のひとつ。
 
今回は原作を先に読んだ。 超ド級・ウルトラ級の衝撃でした!(笑)
 
昔の角川映画の宣伝文句(「野生の証明」の”読んでから観るか、見てから読むか?”)ではないが、一気に読んでしまった。映画のほうは、近日中に見る予定。
 
「告白」の原作を読んで、最近あまり味わったことがなかったミステリーの面白さ、人間の怖さ などに引きこまれたというのが印象。本来は、予備知識なしで映画を見るほうが多いですが、この映画に関しては、登場人物もかなり多く、映画の感想など様々な情報が耳に目に入ってくる中で、じっくりとまず原作を読んでみようと思ったわけです。
 
原作はユニークです。
 
よくスポーツ新聞などで、選手への質問と本人の発言を一緒に活字にするスタイルが多いが、それに近いものを感じた。「手ごたえがあった? 打った瞬間に入ったと思った」(ホームランを打った選手へのインタビューで)など…笑。
 
原作では、こんな具合:「彼がかわいそう? そうですね、○○さん。」といったように。
 
それはともかく、本は第1章から第6章まであって、その項目は、ある人物の視点で語られている。原作者の湊かなえさんという新進作家は、「複数の人物の独白だけで綴る”モノローグ形式”によって、事件に関わる重要人物たちをそれぞれの立場から事件を語らせる」と語っている。
 
同じ事件をめぐって、複数の人間の立ち位置からみての証言によって、全貌が明らかになっていくという映画が数年前にあった。
 
ブログの映画の感想の多くは「救いようがない、誰にも感情移入ができない映画だが、問題作(感動作)」といったもののよう。原作を読む限りは、みな自己中心的で、身勝手な人物像であり、怒りを覚える。監督も語っていたようだが、根底には孤独な人物像というのがある。
 
中学1年B組37人の生徒、担任教師、A組先生、B組の後任教師、生徒の家族、担任の家族など人物相関図だけでもつかみきれないほどだが、原作では、こまかいことだが、最初は名前(英語で言うファーストネーム)だけの登場で、独白者によって苗字(ファミリーネーム)もわかり全体の人間関係がわかっていく。
 
語り手が本当のことを語っているのか、すべて真実なのか、その中に嘘が混じってはいないかは、なかなか判断がむずかしい。シングルマザーの主人公・森口悠子先生、女生徒・北原美月(ミズホ)、少年A・渡辺修哉、少年B・下村直樹、Bの母、Bの姉などが、それぞれの立場で、「事件」に関わり、それぞれ憎しみ、後悔などの思いを抱いている。
 
かなり内面の葛藤なども掘り下げられていて、これは映画が楽しみ。
 
原作の余韻は大きいです。
 
中島哲也監督(「嫌われ松子の一生」)の料理を頂く準備は「完了!」です(爆)。
映画では、悠子先生(松たか子)、殺人者Bの母(木村佳乃)に注目しています。
KY教師は、ちょっと能天気な気がする(爆)。A、B、美月など生徒役もどんなか・・・。
 
余談で、今思い出しましたが、昔イブ・モンタン主演で「Z」「告白」「戒厳令」という政治サスペンス3部作(コスタ・ガブラス監督)があったな・・・。その「告白」とは関係ないです(爆)。