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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「ある愛の詩」のテーマ・・・公開当時、泣かされて(笑)。</span>

 
「純愛映画」の傑作ということで、日本で大ヒット。
オリジナルのタイトル「Love Story」を、邦題「ある愛の詩(うた)」としたところが、宣伝的にうまかったと言える。
 
当時は学生になって間もない頃で、世の中は、ヒッピーだ、安保だ、ノンポリ政治的無関心)だ・・・とかなり学生生活も混乱の時期で、「コーラは毒」といったデマも横行。全学連だ、ベ平連だとデモなどが繰り広げられていた。一方では、大阪万博がひらかれ、11月には三島由紀夫の割腹自殺といろいろなことがあった1970年という年。
 
そんな中で、一服の清涼剤の役割を果たしたのが、「ある愛の詩」だった。
 
Love means never having to say you're sorry (愛とは決して後悔しないこと)の流行語を生んだ。
 
ライアン・オニールは、この映画のあとで「おかしなおかしな大追跡」(What's Up, Doc?)に出演して、共演したバーブラ・ストライサンドと飛行機の中で会話を交わすが、バーブラが、落ち込んだライアンに言う。
 
「愛とは、決して後悔しないことでしょう?」と。
 
このときに、バーブラは、ウインクしながら、からかって言うのだが・・・。
 
それを聞いたライアンは、(「ある愛の詩」に出たことを後悔しているようなそぶりで)「バカなセリフさ!」というのがおかしい。
 
フランシス・レイの音楽と、このライアン・オニールには泣かされました。
こちらも純粋だった(いまも、そうだが・・・ ウン?爆)。
 
当時はある愛の詩」「ひまわり」少しあとの小さな恋のメロディといい映画が続いた。そして、フェリーニサテリコン」(キネマ旬報1位)ショーン・コネリーの演技派脱皮映画「赤いテント」などに続いて「Z」というサスペンスフルな傑作も年末に登場したのだ!