「午前十時の映画祭」で「大脱走」を見た。
何度見てもすごい映画50本がサブタイトル。50本中、47本観賞済みながら、もう一度見たい映画が10本以上も。
およそ40年ぶりの再観賞。「午前十時の~」は、昨年の12月にその存在を知り、記事にしていたが、今回「十時」映画は初めて見た。
次の「戦場にかける橋」ももう一度見たい映画。
「大脱走」は、「荒野の七人」に続いて、ジョン・スタージェス監督作品に参加したマックイーン人気を不動にした記念碑的な作品。
ヒルツ(マックイーン)は、陸軍航空隊大尉。本作の主人公格。単独行動を好む一匹狼。ドイツ捕虜収容所に送られて早々、ルーガー所長と対立して20日間の独房行きとなる。野球が趣味で、独房でもボールとグローブは欠かさない。
脱走に執念を燃やしており、独房にいる間は彼の脱走への試みが篭ったボールの音を日夜鳴り響かせていた・・・。
映画は、マックイーンのバイクの疾走の場面のみが強調されがちだが、映画の最初に、「この映画は、史実に基づく」とあるように、実話がベース。映画の最後に「命を失った50人に捧ぐ」とある。実話だけあって、「なぜ」というような人が亡くなっていく残酷さ・・・。
当時の俳優のキャスティングでは、マックイーンがトップ。続いて、ジェームス・ガーナー(TVの西部劇「マーべリック」で絶大な人気があったので当然か)、リチャード・アッテンボローと続く。
そのほか、デヴィッド・マッカラム、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーンなど、主役を張れるそうそうたる俳優。女優は一人も出てこない、男の映画(笑)。音楽のマーチも軽快。
「大脱走」は数回記事にしています:
マックイーンは、当時33歳くらい。
1980年に50歳で亡くなったが、20世紀最大のアクション・スターだったでしょう。
映画は、やめられない(爆)。