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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ステップフォード・ワイフ」(2004)

「ステップフォード・ワイフ」(The Stepford Wives)は、2004年製作のアメリカ映画。監督は、フランク・オズ。1975年に制作されたハリウッド映画「ステップフォードの妻たち」のリメイク。
 
映画のタイトルはよく知られていたが、ステップフォードという高級住宅地に住む上流階級の妻たちの話かと思ったら、とんでもない仕掛けが隠されていた!
 
男たち(亭主たち)にとって、理想の奥さん像とは・・・。
貞淑で、つくして・・・だったはずだが。
 
映画は、アメリカの古き良き時代、1940年代~50年代風の雰囲気の画面から始まる。映像とともに、まわりには、様々な四角形が不規則に現れる。デジタル時代を思わせるようなシャープで新鮮さのコントラスト。
 
一人のテレビ界でプロデューサーとして成功を収めた女性、ジョアンナが、ある番組の司会者から紹介される。ジョアンナは、アメリカの成功者に共通しているような自信に満ちたパワフルさをにじませて、新番組の紹介を行うが・・・。
 
過去の番組の行きすぎから、事件が起こり、会社から責任を取って解雇を通告され、夫も会社を辞め、”ステップフォード”に引越しをして、新たな生活を始めようとする。
 
ステップフォードについてみると、そこに住む住人たち、特に女性は優雅で、愛相がよく、夫に従順だった。夫たちは「ステップフォード・メンズ・クラブ」に参加して、自由を満喫している風だが、だんだんと、そこの生活の中で、”不自然さ”があることに気づいていくジョアンナだった・・・。
 
ジョアンナを演じるのは、当代きっての美人女優、二コール・キッドマン。ステップフォードで、案内や、さまざま取りしきっているのはボビー(ベット・ミドラー)であり、クレア(グレン・クローズ)。男性のみの秘密めいたクラブを支配しているのは、マイク(クリストファー・ウォーケン)。
ジョアンナの夫、マシュー役には、のちに「プロデューサーズ」などでも知られるマシュー・ブロデリックが演じている。
 
やがて来る恐るべきからくりを知ることになるのはジョアンナだった。
 
ステップフォードというところが、映像として映し出されるが、この世のものとは思えないほどの高級で豪華な邸宅が並ぶ住宅街。そこでは、女性たちは、にこやかにあいさつを交わし、買い物をし、優雅そのもの。女性はまるで、主人に仕えるためだけに存在しているような世界。
 
事態が一変するまでは・・・・。
 
映画としての評価は別にしても、豪華俳優が競演していて、引き込まれる。