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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「南極料理人」(2009)

 
南極料理人」は2009年に公開されて、話題になっていた作品の1本で、今日ようやく見ることができた。
 
8人の南極観測隊がおよそ1年間、南極で生活するが、そこの料理を担当する西村(堺雅人)を中心にした話。
 
映画は日本国内にいれば当たり前のおにぎりでも、おいしそうなこと!(笑)。西村が手で、いくらや、たらこ、しゃけなどを具にいれて、おにぎりをつくって海苔でまくと、なんともうまそうで、隊員たちも、食うわ、食うわ(爆)。
 
肉の分厚いステーキもうまそう。
 
fpdも経験があるが、異国の地で、懐かしい日本食に巡り合った時の喜びは大きい。
それがたとえカップラーメンでも!(爆)。
 
隊員たちの中には、自分はラーメンでできている、という人がいて、ラーメン命!で、西村が、うどん粉で手打ちで麺をこねて、ラーメンを作った時には「オーロラが見えたぞ」という隊員の声などお構いなしに「そんなの関係ね~」状態になるおかしさ。
 
また、若い隊員は、日本に残した彼女から「好きな人ができた」と電話で言われ号泣するが、国際電話を仲介したKDDのオペレーターの声が気に入り、猛烈にアタックして、その結果は・・・。
 
大きな伊勢エビがあると料理人が言えば「海老フライ!」の大合唱。料理人は、刺身でしょうというも押し切られ、大きな海老フライにするが、今イチの人気。
 
南極といっても、昭和基地からかなり離れた位置にあり、気温はマイナス65度。6月になると、太陽が姿を見せなくなり、一日中、闇状態になることも。
 
日本からの音声通信で子供たちと対話。南極には「ペンギンはいないのか?」「あざらしは?」の質問に対しての返答に窮する隊員たち。そこには生物、動物、ウイルスすら全くいない世界だったのだ。
 
ストーリー的には、特別な大きな事件があるわけでもないが、家族、仲間、人間関係などが淡々と描かれる。料理人だった西村は、帰国してからは、「本当に自分は南極にいたのだろうか」と自問したりする。そして、家では、南極に行く前と変わらず、テレビの前でごろ寝の生活。そこで、おならをすると、娘の「キック」に見舞われるおかしさ!(こんな描写があまりにも日常的で、おもしろい)。おっさんは、概してどこの家でも、邪魔者、粗大ゴミであるらしい(爆)。
 
映画の最後のオチが、おもしろい!
 
それは、言わないでおきましょう(笑)。
 
案外、そんなものですね・・・爆。
 
出演は生瀬勝久高良健吾、きたろう、豊原功補西田尚美宇梶剛士ほか。