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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「レザボア・ドッグス」(1992)

レザボア・ドッグス」(1992)は、クエンティン・タランティーノが初監督・脚本・出演の三役を務めた犯罪映画。題名の"Reservoir Dogs"は「掃き溜めの犬たち」の意。

 

カンヌ国際映画祭で公式出品作品に選ばれた本作は「心臓の弱い方は観賞を控えてください」との警告が発令するほど暴力描写が残酷。

 

その一方で、緻密な人間描写と時間軸を巧みに操った構成、さらに主題歌であるジョージ・ベイカーの「リトル・グリーン・バッグ」に代表されるスタイリッシュな劇中音楽が高い評価を得てカルト的な人気を博した。

 

ストーリーが、犯罪者集団の中に一人の警察官が潜入するというシチュエーションは、のちの1987年公開の香港映画「友は風の彼方に」や、「インファナル・アフェア」さらに、そのリメイク作品である「ディパーテッド」に通ずるものがある。

 

強盗のために集められた、お互いに素性を知らない人間6人がコードネームとして、ホワイト、ブルー、オレンジなど「色」を使ってお互いに名前を呼び合い、宝石強盗計画を実行した。

 

が、事前に警察はこの宝石強盗を把握しており、Mr.ホワイトと重傷を負ったMr.オレンジは命からがらアジトに逃げ帰る。 そこにMr.ピンクがアジトに到着し、「この中に裏切り者がいる」と言い始めるのだが・・・。



 

この映画では、リーダー格のジョーが、強盗のためのチームを作るが、メンバーはお互いの本名は明かさない、個人的なことは話さない・・・などを条件として、行動し、戦利品は山分けにと伝え、計画は実行に移されるが・・・。

 

映画のオープニングでは、男たちがコーヒーショップで、騒々しくしゃべっているシーンで始まる。話は他愛ないもので、マドンナのヒット曲「ライク・ア・ヴァージン」の意味を解説したり、サービスの悪いウエイトレスにチップは払う必要はない・・・といったこと。

 

やがて、暴力、血まみれの事態を迎えるのだが・・・。

 

タランティーノの原点というべき作品。
確かに暴力、残酷シーンが多いので、気の弱い人は見ないほうがいいようだ(笑)。
物語の展開、人物の内面などをえぐった作品だった。

 

タランティーノ作品は、見た順番では・・・。

 

キル・ビル Vol.2」☆☆☆☆
キル・ビル Vol. 1」☆☆☆
ジャッキー・ブラウン」★
パルプ・フィクション」☆☆☆
イングロリアス・バスターズ」☆☆☆☆
レザボア・ドッグス」★★

 

(追加)
ヘイトフル・エイト」☆☆☆☆
デス・プルーフ in グラインドハウス」の1本だけ未見(その後、鑑賞済み)