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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「マッチポイント」(2005、日本公開2006)</span>


マッチポイント(Match Point)は、2005年(日本公開2006年)のイギリス映画。

ウッディ・アレン監督・脚本。アレンの作品では初めてロンドンが舞台となっている。

撮影はすべてロンドンという。アレンは2005年のアカデミー脚本賞にノミネートされた。
確かに、ヒッチコック・スリラーを思わせるようなサスペンスで、ぐいぐいとひきつけられる。

”マッチポイント”というのは、テニスであと1点で運命が決まるという、分岐点のこと。

ボールが、ネット上にぶつかって、向こう側に落ちれば、勝利だが、こちら側に落ちると、負けという
きわどい運命の分かれ道を暗示している。

結末が「意外」だったのに驚く。はらはら、どきどき・・・!!!

警察は、犯人の、そのときの状況を100%把握したが、ある1点、運命の悪戯が起こり・・・。

いまや、ハリウッドでももっともセクシーな女優といわれているスカーレット・ヨハンソンだが、
この映画では、アメリカ人の女優志願の愛人に扮して、パワフルな演技を見せている。


ロスト・イン・トランスレーション」(2004)が印象に残る。キュートな上流階級のお嬢さん役のエミリー・モーティマーという女優は、見たことがあると思ったら、「パリ、ジュテーム」などでみた。かつてのサラ・マイルズ(「ライアンの娘」)に似ている。


飽きさせないサスペンタッチのドラマ展開で、未見の人は、見て損のない映画です(笑)。

ストーリー:

アイルランド出身のプロテニス選手のクリス(ジョナサン・リース=マイヤーズ)は、自分のキャリアに限界を感じ、人生を変えたいと思っていた。そんな彼がロンドンのあるテニスクラブで教えるようになり、ハンサムな上流階級出のトム(マシュー・グッド)と親しくなったことがきっかけで、トムの裕福な家族とも交友を深め始める。

オペラ鑑賞などにも誘われるようになり、そのうちにクリスはトムの妹クロエ(エミリー・モーティマー)と付き合うようになる。

しかし、一方でトムのフィアンセで、アメリカからやって来た女優志望のノーラ(スカーレット・ヨハンソン)にも強く惹かれてゆく・・・。

物語は、セオドア・ドライサーの「アメリカの悲劇」にも似ている。


主な出演:

ジョナサン・リース=マイヤーズ:クリス
スカーレット・ヨハンソン:ノーラ
マシュー・グッド:トム・ヒューイット
エミリー・モーティマー:クロエ・ヒューイット
ブライアン・コックス:アレックス・ヒューイット
ペネロープ・ウィルトン:エレノア・ヒューイット
ユエン・ブレムナー:ダウド捜査官

☆☆☆