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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「今宵、フィッツジェラルド劇場で」(2007)

今宵、フィッツジェラルド劇場で」は、製作は2006年のアメリカ映画。日本公開は2007年。当初、単館系で公開され、後に拡大公開された。
あの「MASH(マッシュ)」などで有名なロバート・アルトマン(1925-2006)の遺作となった作品として記憶されることに。「今宵、~」は、どうりで1975年のアルトマン作品「ナッシュビル」のカントリー・ソングと重なると思いました。今回の主演のひとり、リリー・トムりンも「ナッシュビル」に出演していて印象に残っています。

 

「今宵」では、トムリンは、メリル・ストリープと ”ジョンソン・ガールズ”姉妹を演じて、歌いまくる。メリルは、この映画の後、「マンマ・ミーア」でも歌を披露しており、歌える女優を証明している。メリルは、なんでも役柄をこなしてしまう演技派ですね。

 


今宵、フィッツジェラルド劇場で」 (原題:A Prairie Home Companion) は、打ち切りの決まったラジオの音楽番組の最後の公開生放送を、劇場の舞台裏とともに描いた群像劇。30年続いた番組が、今宵限りで終了することになり、最後の番組として描かれる。この劇場を買収して、別な事業を起こす会社の重役で”首切りの人”と劇場関係者から言われる人物にトミー・リー・ジョーンズが扮している。

 

なぞめいた白いトレンチコートの女の役柄を演じるヴァージニア・マドセンは、最近見たばかりと思ったら「サイドウエイ」で、ワインの専門家の役でした(笑)。カウボーイ・スタイルのコンビで歌う少々下品な歌詞の歌が、劇場の観客の笑いを取っていた。

2006年2月の第56回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出され、アメリカでは2006年6月9日に760館で公開され、週末興行成績で初登場7位になった。この映画で描かれているラジオ番組『プレーリー・ホーム・コンパニオン』は現在も放送中の実在する番組。

この番組の司会を務めるのは、ギャリソン・キーラー本人が、本人役で出演して、歌も進行も手際がいい。「プレーリー・ホーム・コンパニオン」 (A Prairie Home Companion) は、1974年に始まり現在も放送中の実在するラジオ番組である。フィッツジェラルド劇場 (Fitzgerald Theater) を本拠に放送しており、キーラーはこの映画の原案・脚本を担当し、司会役で映画初出演を果たした。
「さよならの挨拶は?」といわれて、キーラーは、「お涙頂戴は好かない」と自身のポリシーとも取れるやり方で、たんたんと最後の番組を終了していたのも印象に残りました。
キャスト( )役名:

 

ケヴィン・クライン - ガイ・ノワール(保安係)
ティム・ラッセル - アル(ステージマネージャー)
マヤ・ルドルフ - モリー(ステージマネージャー助手、妊婦)
スー・スコット - ドナ(ヘアメイク担当)
メアリールイーズ・バーク - エヴリン(サンドイッチ配膳係)
トム・キース - 効果音担当
番組出演者
ギャリソン・キーラー - ギャリソン・キーラー(司会)
リリー・トムリン - ロンダ・ジョンソン(ジョンソン・ガールズ 姉)
メリル・ストリープ - ヨランダ・ジョンソン(ジョンソン・ガールズ 妹)
リンジー・ローハン - ローラ・ジョンソン(ヨランダの娘)
ジョン・C・ライリー - レフティ(カウボーイシンガー)
ウディ・ハレルソン - ダスティ(カウボーイシンガー)
L.Q.ジョーンズ - チャック・エイカーズ(老シンガー)
ロビン・ウィリアムス - ロビン・ウィリアムス(ギタリスト)
リンダ・ウィリアムス - リンダ・ウィリアムス(ブルーグラス・デュオ ロビン&リンダ・ウィリアムス)
ジェアリン・スティール - ジェアリン・スティール(黒人女性歌手)
リチャード・ドヴォスキー - リチャード・ドヴォスキー(ピアニスト、バンドリーダー)

 

ヴァージニア・マドセン - 白いトレンチコートの女
トミー・リー・ジョーンズ - アックスマン(テキサスの企業重役)