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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「天国の本屋~恋火」(2004)

「なくもんか」「ジェネラル・ルージュの凱旋」などの竹内結子のつながりで竹内結子の主演映画「天国の本屋~恋火」(2004)を今日見た。相手役は「ハゲタカ」の玉鉄こと玉山鉄二、TV「不毛地帯」の原田芳雄香川照之などのベテラン俳優が出ているので必見かなと・・・。

 

ピアニストの健太(玉山鉄二)は、突然仕事をクビにされ、酔いつぶれて、気がついたら、周りは“天国の本屋”だった・・・。

 

臨時アルバイトとして店長のヤマキ原田芳雄)が連れてきたのだった。

 

健太は、状況が飲み込めなかったが、ヤマキの説明によると、「人間の寿命は100年と決まっている。途中で、たとえば80歳で死んだ人は、残りの20年を”天国”で過ごす」というのだが。

 

 

天国では、ほとんどの周りの人たちは、亡くなったときの年齢で生活しているが、健太や、書店のアルバイト女性のように、まだ生きていて一定期間バイトで、天国に来ている人もいる。

 

天国と地上では別々の話が進行しているが、それらは関連しているという、一種のファンタジー映画。

 

ピアニストの翔子(竹内結子)は、地上にいたときに、婚約者の花火職人の花火の爆発で、片方の耳が聞こえなくなり、その後亡くなって、天国で生活。その祥子と瓜二つの香夏子(かなこ)(竹内結子が二役)は、地上で、商店街の花火大会に向けて奔走する。



竹内結子は、最近では、「なくもんか」で活発な新妻を演じて注目されているが、「天国の本屋」でも、明朗活発な地上の香夏子と、悲しい過去を引きずる物静かな天国の翔子の二役を演じている。 竹内の知的で美人系なところで、初期の作品として見た次第です。

☆☆☆

 

祥子の恋人役の瀧本(香川照之)は、花火師で、祥子を亡くした責任を感じて、花火の仕事からは縁を切っていたが、ラストシーンでは・・・。香川は、性格俳優として、このころから話題作に脇役として欠かせない存在になっている。

 

映画では、ピアニストの祥子の作曲が未完成で、そのまま天国にいてしまうが、同じピアニストの健太が
天国で出会い、協力して、曲を完成させ、ラストシーンの花火シーンにつながっていく。

 

竹内結子の魅力で、☆☆☆。

 

主な出演者:

 

竹内結子:長瀬香夏子と桧山翔子の二役
玉山鉄二:町山健太
香里奈:由衣(天国の本屋・店員)
新井浩文:サトシ(天国の本屋・店員)
原田芳雄ヤマキ天国の本屋・店長)
香川照之:瀧本(翔子の恋人、花火師)
吉田日出子:ヨネ
桜井センリ:太助
香川京子:桧山幸
鰐淵晴子:「天国の喫茶店」のママ
かとうかずこ:長瀬妙子