fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

珍しい「映画カレンダー」を屋根裏部屋から発見。

次回のプレゼント企画の材料探しに奔走するfpdです(半分本気。笑)。

 

いろいろ映画関連の「お宝」をそろえつつあります。

 

これはどうでしょう。

 

ちょうど20年前に、ニューヨークでそれとなく購入した映画カレンダーですが、「パラマウント映画75周年」記念カレンダーというものです。1912年創設されたアメリカの映画会社のひとつですから、あと2年で「100周年」ですね。

 

ユダヤハンガリー人として生まれたアドルフ・ズーカー(Adolph Zukor)は移民労働者として、モップ拭きからスタートして毛皮商として成功した。

 

後に劇場王となる同業者の親友、マーカス・ロウに触発され、ボードビル会社を設立。次いでニッケルオデオン興業から配給業、製作業と組んで1916年映画スタジオを設立、業界を先導しました。この時ボードビリアンジェシー・ラスキー、手袋商のサミュエル・ゴールドフィッシュ(後にゴールドウィンと改名)、当時脚本家だったセシル・B・デミルらと組んで、1913年ハリウッド初の長編映画「スクォー・マン」を製作することになります。

 

さらには、D・W・グリフィスが「國民の創生」(1915年)、「イントレランス」(1916年)を次々発表。

 

ズーカーの経営手腕は凄まじいもので、人気スターの出演作を次々購入・製作し、市場を奪われた興業者たちの間では「ズーカーを止めろ!」が合言葉になる程であったといいます。20年半ばでの収益はフォックスの2倍、ユニバーサルの3倍、ワーナーの5倍におよんだ。すごいですね。

 

1994年に、バイアコム(現・CBSコーポレーション)に買収されます。
 
2003年には、福岡市の遊戯施設運営会社・日本トレイドが福岡県久山町にパラマウント・ムービー・スタジオ・パーク・ジャパンの建設計画を発表したものの、立ち消えとなりました。

 

2005年にバイアコムは会社分割により、パラマウントやMTVなどを新しいバイアコムとして分離。この際、テレビ番組製作会社のCBSパラマウントテレビジョン(旧パラマウントテレビジョン)はCBSコーポレーション傘下に残っています。

 

2009年、大阪の不動産ファンドがパラマウント・ピクチャーズと共同で、吹田市エキスポランド跡地にリゾート施設「パラマウント・リゾート大阪」を構想する計画を発表。

 

能書きは以上として、どんな映画が「75周年カレンダー」に登場しているのでしょう。

 

1月は、クララ・ボウですね。1927年の戦争映画「つばさ」(ゲーリー・クーパー共演)。

 

2月は、ゲーリー・クーパー主演の「ボー・ジェスト」(1939年)です。

 

3月は、「シンガポール珍道中」(1940年)で、ビング・クロスビーボブ・ホープ主演。

 

4月は、これまたビング・クロスビーフレッド・アステアの1942年作品「スイング・ホテル」


Holiday Inn 1942 - Bing Crosby

 

5月は、有名な「誰がために鐘は鳴る」(1943年)です。ゲーリー・クーパーイングリッド・バーグマン主演。これはTVで見ました。

 

6月は、「青い戦慄」(1945年)。アラン・ラッド主演。

 

7月は、「私は殺される」(1947年)で、バート・ランカスター、バーバラ・スタンウイック。

 

8月は、「陽のあたる場所」(1951年)。エリザベス・テイラーモンゴメリー・クリフト
テイラーの美しいこと!

 

 

 

9月は、いよいよオードリー・ヘプバーンの登場。「麗しのサブリナ」(1954年)。

 

10月は、「十戒」(1957年)です。何回見ても・・・じゅっかい!

 

11月は、「OK牧場の決闘」(1957年)。贔屓のランカスターが多いのがうれしい。

 

12月はすごい。オオトリで「ゴッドファーザー」(1972年)。比較的新しいにもかかわらず、
パラマウントの歴史に燦然と輝くとは。個人的にはリアルタイム鑑賞No.1の映画です。

 

 

いかがでしたか。

 

映画って、いいですね!(笑)。