fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「不毛地帯」(第5話)・・・ここからは映画版になかったストーリー。</span>



                       
                    上:里井副社長役の岸部一徳も風格がある。
                    下:鮫島(東京商事専務)の迫力はすごい。                         

不毛地帯」の第5話を見た。ますます目が離せなくなり、おもしろさ倍増の勢いとなってきました。

前回の第4話は、途中から見たものの、すぐにDVDで録画した人がいて、DVDをもらったので、じっくり見ました。主人公の元・大本営参謀で現在「近畿商事」勤務の壱岐(いき)正が、会社・社長に退職願を出したところで終わった。

今回の第5話は、社長の説得もあって、壱岐は鉄鋼部長になり、入社七年目で常務取締役・業務本部長に昇格。社長直属の部門の長として、辣腕をふるう。海外支店から人材を集めて、これまで主力だった繊維部門から人材を200人規模で集めて、近畿商事の中に、作戦立案部門である"大本営”をつくるところから始まった。

壱岐の娘の直子が、ボーイフレンドに送られて自宅にやってきて、「鮫島と申します」と挨拶し、
直子が「鮫島君のお父さんも商社にお勤めなのよ」と話したことから動揺を隠せず、「あの男は
だめだ」と直子に強く忠告する壱岐だったが・・・(後に、東京商事の新社長披露パーティで、
京商事・鮫島と壱岐が会話する場面で、すでに鮫島も自分の息子が壱岐の娘と会っていることを
知っている)。

一方、社内にあっては、壱岐が社長に見込まれて、出世していることに対して、嫉妬と憎悪が立ち込めてくるが、特に社内ではNo2.のポジションにある里井副社長(岸部一徳)は、壱岐に対して面白くなく思っているが、社長の手前静かにしているが、独りになったときに、怒りが爆発してキレるシーンも出てくる。営業部は、壱岐の意向は、社長直属だけに意見が言えない状況にあるが、里井副社長は、壱岐に反発していることから、意見は自分に言ってもらいたいと営業部長などに伝える。「業務本部のあり方は、検討すべきであると思っている」と。

前回(4話)キレたのは、対抗する東京商事の鮫島専務(遠藤憲一)だったが・・・。この鮫島は、すごみがあって、見ているほうが身震いするほどうまい。次回(第6話)の予告では、ものすごい形相で叫んでいるシーンがあったが、どうなるのか楽しみだ。

クラブ経営者の紅子(天海裕希)が、情報通で、近畿商事に情報を流していたり、兄が軍人の秋津千里(小雪)が、兄のことで壱岐に相談を持ちかけたりと、女性陣もドラマに絡んできており、面白くなっている。

鮫島との新たな闘いの渦中にある壱岐だが、社内にあっても、里井副社長の「君はいつから、そんな口の
きき方をするようになったんだ」という言葉も第6話の予告で聞かれた。

第三次中東戦争勃発をめぐって、船舶の手配に奔走する商社。

情報戦で、わずか先を行く近畿商事が受注合戦で勝利するのか、はたまた鮫島サイドが笑うのか、
予断を許さない展開です。

外部の敵。内部の敵。
策士・壱岐がどのように戦うのか・・・。

画面に出てくる電話はすべてダイヤル式。FAXもなく、通信はテレックス
昭和40年代の雰囲気も出ています。

またまた、来週が楽しみです。