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<span itemprop="headline">映画「明日の記憶」(2006)</span>

明日の記憶」のTV放映を見た。感動的な作品だった。

若年性アルツハイマーにかかった主人公(49歳)と、その妻の苦悩・苦闘などを描いている。

主演の渡辺謙は、ロサンゼルスで、原作を読み、作者に映画化を熱望する手紙を送り、
渡辺としては映画では初主演となった。

映画では、26年間勤務した会社を、アルツハイマーと診断されたことで、退職し、自宅で
生活することになるが、2年半ほどして、妻をも忘れてしまうところで映画は終わる。




現実の問題として、アルツハイマーというものの症状、治す薬が存在しないことなど
切実な問題を投げかけていた。妻役の樋口可南子が、アルツハイマーの夫(渡辺謙)を
献身的に支えるが・・・。

樋口の演技が圧巻! 特に、夫が仕事中心で、娘の受験結果発表の大事なときに、キャバクラで飲んでいたとか、そのほか家庭をないがしろにしていたと訴える樋口の迫力! 一方で、とうとう夫から自分の顔さえ忘れ去られてしまった時の悲しみの表情などもすごい。渡辺の渾身の慟哭の演技もすごい迫力だ。

専門医が、患者に簡単な記憶テストをしていたが、簡単であっても案外、記憶というのが当てに
ならず2-3分して忘れてしまいそうで、怖い(爆)。

※「アルツハイマー」症状・・・(HPによると)徐々に進行する認知障害(記憶障害、見当識障害、学習の障害、注意の障害、空間認知機能、問題解決能力の障害など)であり、生活に支障が出てくる。重症度が増し、高度になると摂食や着替え、意思疎通などもできなくなり最終的には寝たきりになる。

階段状に進行する(すなわち、ある時点を境にはっきりと症状が悪化する)脳血管性認知症と異なり、徐々に進行する点が特徴的。症状経過の途中で、被害妄想や幻覚(とくに幻視)が出現する場合もある。暴言・暴力・徘徊・不潔行為などの問題行動(いわゆる周辺症状)が見られることもあり、介護上大きな困難を伴うため、医療機関受診の最大の契機となる。出演は、吹石一恵ほか。

渡辺謙出演作品:

瀬戸内少年野球団1984年、篠田正浩 監督) ★★
タンポポ (1985年、伊丹十三 監督)☆☆☆
結婚案内ミステリー (1985年、松永好訓監督)
海と毒薬 (1986年、熊井啓 監督)
幕末純情伝(1991年、薬師寺光幸 監督)
ラヂオの時間 (1997年、三谷幸喜 監督)★★
てなもんや商社 (1997年、本木克英 監督)
絆 -きずな- (1998年、根岸吉太郎 監督)★★
スペーストラベラーズ (2000年、本広克行 監督)
溺れる魚 (2001年、堤幸彦 監督)
千年の恋 ひかる源氏物語 (2001年、堀川とんこう 監督)
陽はまた昇る (2002年、佐々部清 監督)☆☆☆
T.R.Y (2003年、大森一樹 監督)
新・仁義なき戦い/謀殺 (2003年、橋本一 監督)
ラストサムライ(2003年、エドワード・ズウィック 監督) ☆☆☆
北の零年 (2005年、行定勲 監督)
バットマン ビギンズ (2005年、クリストファー・ノーラン 監督)★★
SAYURI (2005年、ロブ・マーシャル 監督) ★★
明日の記憶 (2006年、堤幸彦 監督)☆☆☆
硫黄島からの手紙 (2006年、クリント・イーストウッド 監督)☆☆☆☆
沈まぬ太陽(2009年、若松節朗 監督)☆☆☆☆
インセプション(Inception)(2010年、クリストファー・ノーラン 監督)☆☆☆
はやぶさ 遥かなる帰還(2012年、瀧本智行 監督) ★★
許されざる者(2013年、李相日監督) ☆☆☆
GODZILLA ゴジラ Godzilla(2014年ギャレス・エドワーズ監督) ☆☆☆
トランスフォーマー/ロストエイジ (2014年、マイケル・ベイ監督) (字幕版の声)

追憶の森 The Sea of Trees(2016年)
怒り(2016年、李相日 監督) ☆☆☆



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