fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「エスカレーター」の乗り方。</span>

エスカレーター」の乗り方について、議論されることがあるようです。

急ぐ人のために片側をあけておかないと、なんとなく舌打ちされたり、邪魔者扱いされ
たりすることがあるようです。しかし、最近では、少し変わってきているようです。

デパートや駅のアナウンスを聞くとわかりますが、「エスカレーターで歩くのは危険ですので、
手すりにつかまり、ステップの黄色い線の内側にお乗りください」などと、乗り方の注意が
されています。

エスカレーター」について、88%の人が知らない(間違って理解している)という結果が
テレビ番組で紹介されていました。”過信”に注意、ということでしょう。

まずは一般的な認識はこうです。
東京(関東)では、「エスカレーター」に乗るときに左側に乗り、右側は、道路の走行と同様に、
”急いでいる人”のために「追い越し車線」として開けると思い込んでいます。

一方、大阪地区では、逆で「エスカレーター」は右側に立つもので、左側を開けておきます。
その淵源は、大阪万博で、外国人が多く訪れ、海外では「右側」車線となっており、左が追い越し
車線だからという海外のスタンダードに合わせたものだといいます。

ところが、これはどちらも”間違い”なのだとエレベーター協会の関係者(専門家)が語って
いました。

正解は「どちら側でも、立っていい」しかも、これが一番重要なことだが、「エスカレーター」の
上では、歩くのは、まして走るのは危険極まりないので「NG」なのだということでした。

エスカレーターの乗るところに「走らないで下さい」「歩かないで下さい」と絵の禁止マークが
貼ってあるようですが(気がつきませんで、すみません。笑)、エスカレーターは、階段と違って、
幅、高さなど、歩行、走行用には作られていないのだとか。

エスカレーター事故の大半は、走っていたりするときに起きるといいいます。
2008年のエスカレーター関連の事故は、東京だけで1,200件あったとのこと。

また、エスカレーターの片側だけに人が集まって(重心が一方に偏る)というのは、バランス、安定上、
よくないとも。構造が、走ったり、歩いたりするように設計されていないということです。

また、年配の人が、左手が不自由な場合には、左側に立てば、左の手すりに手を置くことができ
ません。逆もおなじ。堂々と真ん中に、乗って良いのだということです。




蛇足ですが、東京・水道橋に1階から6階までのエスカレーターがある施設がありますが、
乗るところ、降りるところに警備員がいて、エスカレーターを歩かないように(走らないように)
見ています。「あせる気持ちがわかる」という、この施設を知っている人は、なぜ急ぐのか
知っているので苦笑いするでしょう(私も週末、よく行くことが多かったもので。爆)。

ということで、エスカレーターでは、後ろから来る人に遠慮することなく、真ん中に
立ってもいてもいいことになっています。

が、現実は、通勤などの途上で、引き続き右側の開いているラインを、急いで駆け上ったり、駆け
降りたりするであろうfpdがいることでしょう(笑)。

最近では、一人分のスペースしかないエスカレーターも出てきていますね。
いろいろ工夫しているようです。