戦争の流れ弾で両親を失った少女、ポーレット。
ポーレットはやがて少年、ミシェルに出会う。
ポーレットはやがて少年、ミシェルに出会う。
孤児院に入れられようとしているポーレットを行かせまいとするミシェルだったが・・・。
「お腹がすいた」というポレットに、ポケットからリンゴを取り出すミシェル。一度は、手に取るポーレットだが、「リンゴは嫌い。カフェオレがいい」
ラストシーンは、ミシェルという別な子供を呼ぶ声がして、ミシェルの名前を叫ぶポーレット。一瞬「ママ、ママ!」と変わるが、また「ミッシェル、ミッシェル」と呼びながら、群衆の中に消えていくポーレット。そしてFIN。
1940年、フランス郊外。ドイツ軍の爆撃から郊外へ避難するパリ市民の行列。
5歳の少女ポーレットは、逃げた愛犬を追いかけ、それを追った両親は戦闘機の機銃掃射で命を落とす。同時に死んだ愛犬のジョッグを抱き、避難の列から外れてさまようポーレット。
5歳の少女ポーレットは、逃げた愛犬を追いかけ、それを追った両親は戦闘機の機銃掃射で命を落とす。同時に死んだ愛犬のジョッグを抱き、避難の列から外れてさまようポーレット。
小川のほとりで、郊外に住むミシェルという11歳の少年と出会う。
ポーレットはミシェルの家でしばらく暮らすこととなった。
ポーレットはミシェルの家でしばらく暮らすこととなった。
ミシェルの家、ドレ家は貧しかった。ミシェルには二人の兄と二人の姉がいたが、上の兄のジョルジュは馬に蹴られて重傷を負い、寝たきりになっていた。隣人のグアール一家とはいがみあっており、ことあるごとでののしりあう関係であった。
ドレ家の人々はパリ育ちで都会っ子のポーレットをものめずらしく見るが、温かく受け入れる。とくに末っ子のミシェルはポレットに親近感を持ち、無垢なポーレットもミシェルを頼るようになる。
ポーレットは「死」というものがまだよくわからず、神への信仰や祈り方も知らなかった。ポーレットはミシェルから「死んだものはお墓を作るんだよ」と教えられ、人の来ない水車小屋に愛犬ジョッグを埋葬し、祈りをささげる。
愛犬がひとりぼっちでかわいそうだと思ったポーレットは、もっとたくさんのお墓を作ってやりたいと言い出す。ミシェルはその願いに応えてやりたくなり、モグラやねずみなど、様々な動物の死体を集めて、次々に墓を作っていった。
二人の墓を作る遊びはエスカレートし、十字架を盗んで自分たちの墓に使おうと思い立つのだった・・・(HPなどから)。