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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">怖いような、そうでないような&quot;怖い話”</span>

凍りつくような、怖~い、犬の話。
実話です。

気の弱い人は、読まないで下さい。

fpdがアメリカ人の同僚から聞いた話です。

そのアメリカ人は、ユダヤアメリカ人女性で、この話を聞いたのは、
およそ20年前でした。その人の名前は、ベアトリス・ホロウィッツさん
(当時60代半ば)で、「fpd、怖い話だけど、大丈夫か?」と何度も
念を押すのでした。「怖い話は、日本にもたくさんあって、慣れていますから
平気です」と応えたので、ベアトリスさんは、話を続けました。

「この話は、私の友人の話で、実際に起こった話なの。」
(fpd身を乗り出して、"ふむふむ“と聞き入る)




「私の友人の女性、仮にAさんとしておきます。Aさんが、休暇を利用して、
長年一緒に暮らしていた愛犬、ダルメシアンの“Hachi”を連れて、イスラエルに里帰り
することになったの」

「切符、パスポート、1週間分の衣服、飛行機の特別預かりのためのペットメイト社のペット移動用
バリケンネルスタンダード・ウルトラ”に、もちろんHachiを入れて、・・・準備万端、
ジョンF・ケネディ空港に向かいました」

「空港では、チェックインのときに、大事なペットなので、くれぐれも大事に扱ってくださいね。」
と何度も係りの人に念を押して、係りの人も、「ご安心下さい、マダム! 出発から、ご到着まで、
万全を期して、現地の担当者にも徹底しておきますので。」ということで、Aさんも、一安心して、機内に入り、機内のビデオで上映されていた「Yojinbo」(注:黒澤明監督の「用心棒」)をはじまって10分くらいしてから見始めたのでした。」(最初のオープニングシーンを見ていなくてよかったですね。)

途中パリで、給油して、目的地の空港に着いたのは、出発から7時間ほど経った頃。

空港に着くと、さっそく係りの人がAさんのところにやってきて、「今、機内の特別貨物の“ペット”を確認しておりますから、しばらくお待ち下さい」。

その頃、貨物のペットを担当している空港の係りが、真っ青な顔で、呆然としていたのだった。
先ほど、Aさんにあいさつした上司が、問いただすと、係りは
「とんでもないことが起こりました。例のダルメシアンの犬が・・・」。

上司「ダルメシアンがどうしたというんだ!」

係り「ハイ、眠っているものとばかり思いましたが、息をしていないんです!」

上司「なんだと!ホントか!」

係り「はい。叩いても、叫んでもびくとも動きません。」

上司「よし、わかった。ダルメシアン犬だ。町中を探して来い!おれが、時間稼ぎをしておくから、
いいか、2時間以内に、ペットショップから探して、買って来い!いいな、わかったか!」

係り「わ、わかりました。」

1時間30分ほどして、係りが、にこにこしながら「ダルメシアン犬」を連れて
戻ってきた。「そっくりな犬を探してきましたよ!これなら、見分けは
つかないでしょう。年も同じだし、黒のまだら模様もほとんど同じですから」

上司「よくやった。お疲れさん。では早速、マダム Aに伝えるとしよう」

「マダム A! お待たせしました。機内点検に時間を要しまして、
大変申し訳ございませんでした。こちらにペットを、お持ちしました。ご確認下さいませ。」

Aさん「ありがとう。拝見しますね。」

ケンネルかごを覗き込むAさん。

「ち、違うわ!これは私のHachiじゃない!」

(まるで、「チェンジリング」で、行方不明になった息子に対して、警察からちがう子供を
見せられて、「これがお子さんです」といわれた母親(アンジェリーナ・ジョリー)のように、
驚きの声を上げるのだった)

係り「奥様。間違いございませんよ。ぶつぶつのまだら模様の位置とか、大きさとか、
奥様のHachiではございませんか。旅の疲れもなく、“ぴんぴん”元気ではございませんか!」

マダムA「ちがうのよ!うちの子じゃないわ、この犬!」

係り「奥様も、旅の疲れもございましょうから、ホテルまで、お持ちしてから
Hachiをご確認くださいな」

マダム A「あなた! 何を言っているの!」(急に上品だったマダムが、
まるで、野村佐知○さんのような大声で、叫ぶのだった。)

”私のHachiは、ぴんぴんしていないの! 
Hachiは、はじめから死んでいたのよ!”

「私は、自分の生まれた土地に、小さなお墓を作って、Hachiを埋めてやりたかったのよ!」

凍りつく話でした!?(笑)。

「Hachi」の公開は、いよいよ8月8日。


見に行こうかな!