ドイツ映画「Uボート」(原題:Das Boot、1981年制作、1982年日本公開)は、原作者ロータル=ギュンター・ブーフハイムが第二次世界大戦時、U96に同乗して取材した経験を元に、当時大西洋を席巻した
ドイツ潜水艦Uボートの艦内を主な舞台として、極限状態における人間のありようをリアルに描写した
戦争映画の大作。娯楽性はなく、重苦しさが残るが、リアル感はあった。
ドイツ潜水艦Uボートの艦内を主な舞台として、極限状態における人間のありようをリアルに描写した
戦争映画の大作。娯楽性はなく、重苦しさが残るが、リアル感はあった。
全6話のテレビシリーズとしてもともと製作された作品を編集して、1981年にドイツで映画として
公開されたが、テレビシリーズは4年後の1985年の2月から放映された。
公開されたが、テレビシリーズは4年後の1985年の2月から放映された。
1983年のアカデミー賞で6部門にノミネート(監督、撮影、視覚・音響効果、編集、音響、脚色)されるなど、国際的にも広く評価された。この映画の監督・脚本を手がけたウォルフガング・ペーターゼンは、ハリウッドへ進出するきっかけとなった出世作でもある。
当時のドイツ映画としては空前の巨費を投じて製作された。
とくにUボートの実物大レプリカを建造して撮影されたことが注目された。
艦内の状況があまりにも非常にリアルであり、物語が進むにつれ薄汚れ・髭だらけになるまで演出される乗組員の姿が、迫力を出している。
出演者はいずれも当時無名の俳優陣であったが、いずれも好演。音楽を担当したクラウス・ドルディンガーによるテーマ曲は、1991年にテクノ風にリミックスされヨーロッパを中心にヒットした。
物語:
第二次世界大戦下の1941年秋、ドイツの占領下にあったフランスの大西洋岸にあるラ・ロシェル港から、1隻のUボートU96号が出航した。その任務は、大西洋を航行する連合軍の輸送船の撃沈であった。血気盛んながら実戦経験不足の若者たちと、報道班員として同乗したヴェルナー少尉、そしてそんな彼らをため息混じりに見つめる艦長を乗せ意気揚揚と出撃するUボートだが、連合軍は対潜水艦戦術を向上させつつあった・・・。
第二次世界大戦下の1941年秋、ドイツの占領下にあったフランスの大西洋岸にあるラ・ロシェル港から、1隻のUボートU96号が出航した。その任務は、大西洋を航行する連合軍の輸送船の撃沈であった。血気盛んながら実戦経験不足の若者たちと、報道班員として同乗したヴェルナー少尉、そしてそんな彼らをため息混じりに見つめる艦長を乗せ意気揚揚と出撃するUボートだが、連合軍は対潜水艦戦術を向上させつつあった・・・。
出撃した隊員のうち実に4分の3にも及ぶ犠牲を出したUボート乗組員たちの生き残りを賭けた苦闘を描いた戦場の物語だった。
映画は、ドキュメンタリーと思うほどリアルで、ほとんどが潜水艦の中の場面だけで、息苦しくなるほどだった。ドイツ映画としては、重厚で80年代以降の作品としては「マリア・ブラウンの結婚」などと並んで、代表的な作品の1本となった。
☆☆☆
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