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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「びた一文も渡さない」の「びた」って?</span>

いよいよ、このブログもネタがなくなってきたのか・・・とは思わないでください!(笑)

昔、「おめえさんには、びた一文だって、渡さないよ!」と言うような言葉を
時代劇などで、聞いたことがあります。

この「びた」というのは、どういう意味なのでしょうか。

“びた銭”というのは、文字がつぶれていたり,一部が欠けていたり、つくりが粗悪な銭(ぜに)を
指すということで、広辞苑によると、「室町時代から江戸初期にかけて永楽銭以外の銭。
一文銭の寛永鉄銭の称」とのこと。

当時は、勝手に作ったお金(私鋳銭)が多く出回り、品質が低かったので、びた銭の価値は
きれいな銭より格段に低く、受け取ってもらえないことも多かったようです。

“びた”という字は、漢字では鐚(金へんに悪)と書きます。

字面からして、いかにもと言う感じですね。

お金の話ですから「受け取れ」「そんな“びた銭”は受け取れねぇ」など刃傷沙汰の
トラブルも少なくなかったことでしょう。

現代の日常生活で「びた一文…」という言葉を耳にすることはほとんどありません。

厚生労働省の役人や局長も、「そんなお金は、鐚(びた)一文も受け取れません」
と言う毅然とした態度の人はいないんでしょうか。





定額給付金
 
今月はじめには、私たちも、定額給付金を受け取ることができましたが、これは、ありがたくいただいておきました。給付金は、決して、鐚(びた)一文ではないですよね!

もう姿・形もありませんが(爆)。