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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

「映画のラストシーン」⑰ 「夜の大捜査線」

大好きな映画の1本が「夜の大捜査線」(1967)。
このシリーズ、最初に見たのは「続・夜の大捜査線」(1971)だった。
シドニー・ポワチエがかっこよかった。
3作目「夜の大捜査線・霧のストレンジャー」も見た。
「続・夜の大捜査線」は、原題がThey Call Me Mr. Tibbsだったが、これは、
第1作目の中にあるセリフだった。

 

南部の警察署長ロッド・スタイガーは、北部の黒人刑事に偏見の目を注いでいた。
乱暴な口を利いていたが、「偉そうにしているが、お前さんは、北部ではなんて呼ばれてんだい」という署長に対して、ポワチエが応えたセリフだ。
「(向こうでは)ミスター・ティッブスと言われているよ」
「続」では、シドニー・ポワチエ刑事がトレンチ・コートで、きびきびと
階段を下りたりするところなどがかっこよかった。
オリジナルの第1作を見たのは、その後で1972年くらいだった。


ことあるごとに対立する北部の敏腕刑事ティッブス(ポワチエ)と署長(ロッド・スタイガー)だったが、所長がティッブスを駅のホームまで、見送るときのラスト・シーンがうならせる。
鞄を渡した後で、「おい、ティッブス。気をつけてな」と笑顔でいうのだ。
それまで、苦虫を噛んだようなような男だったが、はじめて友情を見せた瞬間だった。
それに笑顔で応える晴れやかな表情のティッブス!

 

男の友情が、響きますね!
そして、あのメインテーマのジャズが流れる、かっこいいラスト・シーンだった。
ラストシーンはこちら:





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