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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画音楽作曲家⑭「クインシー・ジョーンズ」</span>

クインシー・ジョーンズ(1933年4月14日生まれ、76歳)といえば、なんといっても
夜の大捜査線」(1967年)。この映画は、ロッド・スタイガー(アカデミー賞主演男優賞)の
味のある演技はもちろんだが、シドニー・ポワチエの精悍な刑事役がはまり役立った。

続・夜の大捜査線」(1971)をリアルタイムで学生のときに見て、これはオリジナル第一作は、
傑作だろうと、そのころ早速二番館劇場での上映を見つけてみたのだった。

ジャズの音楽がすばらしい! 「夜の熱気の中で」は、映画では・レイ・チャールズが
歌っていた。作曲のジョーンズは、当時30代の半ば。

黒人作曲家では、「死刑台のエレベーター」のマイルス・デイビスとともに
忘れられない作曲家だ。
  
夜の大捜査線」のほか、「マッケンナの黄金」のトランペットなどもすばらしい。
スティーブ・マックィーンの「ゲッタウエイ」も作曲している。

まずは、「夜の大捜査線」のオープニング・シーン。



「マッケンナの黄金」は、グレゴリー・ペック、オマー・シャリフテリー・サバラスなど
豪華俳優の西部劇。リー・J・コッブアンソニー・クエイル、イーラー・ウオーラックなど
有名俳優がずらりで、面白かった。


「ゲッタウエイ」は、スティーブ・マックィーンとアリ・マックグロウ共演の
バイオレンス・アクション映画。キム・ベイシンガーでリメイクされたが、そちらはいまいち。


おもな映画音楽:

「質屋」監督シドニー・ルメット 1964年
いのちの紐 」監督シドニー・ポラック 1965
夜の大捜査線」監督ノーマン・ジュイスン 1967年
「冷血」監督リチャード・ブルックス 1967年
「マッケンナの黄金」監督J・リー・トンプスン 1969年
ゲッタウェイ」監督サム・ペキンパー 1972年
カラーパープル」監督スティーヴン・スピルバーグ 1985年


ジョーンズは、シカゴ出身。少年時代にトランペットを学ぶ。
10歳のときにワシントン州に転居。そこで盲目のピアノ・プレーヤーの少年レイ・チャールズと知り合い、ともにバンド活動を始める。

1951年、バークリー音楽大学を卒業後、トランペット・プレーヤーとしてライオネル・ハンプトン楽団に参加。そこでアレンジャーとしての才能を見出され、カウント・ベイシーデューク・エリントンサラ・ヴォーンらジャズ界のスターのアレンジを手がけるようになった(HPより)。

最も成功を収めた仕事は1982年に発表されたマイケル・ジャクソンのアルバム『スリラー』であり、史上もっとも売れたアルバムとなった。

1990年代では、1960年代のファンキーなジャズ作品が再評価され、「ソウル・ボサ・ノヴァ」は教典的存在となり、映画『オースティン・パワーズ』のテーマ曲としても使用された。また日本ではテレビ番組『ウイークエンダー』のジングルとして使われた『鬼警部アイアンサイド』のテーマも有名。
祝う数々のセレモニーを企画している。


ソロ
1957 "This Is How I Feel About Jazz"(邦題:私の考えるジャズ)
1961 "The Quintessence"
1964 "Big Band Bossa Nova"(邦題:ソウル・ボッサ・ノヴァ)
1981 "The Dude"(邦題:愛のコリーダ
1981 "LIVE AT THE BUDOKAN"
1989 "Back on the Block"
1995 "Q's Jook Joint"
未完

編曲
1961 "If You Go"/ペギー・リー
1962 "Blues Cross Country"/ペギー・リー
1963 "Ella and Basie!"/エラ・フィッツジェラルド
1964 "It Might as Well Be Swing"/フランク・シナトラ
1966 "Sinatra at the Sands with Count Basie"/フランク・シナトラ
1979 "Off the Wall"/マイケル・ジャクソン
1982 "Thriller"/マイケル・ジャクソン
1984 "L.A. Is My Lady"/フランク・シナトラ