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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">テレビの番組は、視聴者ニーズにあっているか。</span>

先日、テレビで、テレビ局の幹部、制作ディレクター、広告代理店、テレビ視聴者などが大勢集まって、
テレビはいったい「視聴者のニーズに応えているか?」という番組がありました。

視聴者では、「NO」(応えていない)が86%、「YES」(応えている)はわずか14%だった。

この数字をテレビの制作に関わっている人は、どういう風に感じたか、興味深い番組だった。

「NO」と応えた視聴者の意見としては、様々あったが、いくつか拾うと・・・。

(1)クイズ番組など参加型番組が少ない(回答者が芸能人中心で、”草の根感がない”
(2)(少数意見と思うが)リアルタイムで見ない(HDで録画して、見たいときに見る)
(3)ゴールデンタイムに、若者は家にいない(高齢者だけ)
(4)内発的な番組に惹かれるが、それが少ない
(5)視聴率を追いすぎるため、視聴者に媚びている
(6)皆同じ方向に向かわせようとしている
(7)テレビは、リードしていくべき存在で、面白い必要はない
(8)NHKの番組に御笑い、娯楽は必要ない(民放のほうが面白い)

NHKの番組にしては?かなり厳しい意見が多かった。

NHKサイドの幹部は、NHKでも、こういう面白い番組がある、などと弁護していたが(笑)。

お宝映像ということで、これまで、テレビで、大きな話題となった番組を紹介していた。
・シャボン玉ホリディ
・てなもんや三度傘
・欽ちゃんのどこまでやるの?(欽どこ
・クイズ 面白ゼミナール
・なんでも鑑定団

歴史的映像としては・・・
・昭和34年 皇太子 結婚
・昭和39年 東京オリンピック 女子バレーボール(視聴率85%!)
・昭和44年 アポロ11号 月面着陸 (人類にとっては大きな一歩・・・)
・昭和47年 浅間山荘事件
・昭和60年 ジャンボ機墜落
・昭和63年 ベルリンの壁崩壊
・平成7年  阪神大震災
・平成13年 9.11テロ

これまで、大きな役割を果たしてきたテレビ。
それなりに面白かったし、インパクトもあった。

ところが、最近では、テレビも押され気味で、かなり苦戦している様子。
新聞も大苦戦中。これは、インターネットの存在に大きく影響されているようだ。

番組製作者サイドは、ビジネス的に、まずスポンサーありきの番組にならざるを得ない
という本音がある。広告主に番組を提供してもらうためには、視聴率が大きなものさし
となってしまうのも事実。

ただ、ある元ジャーナリストは、視聴率以外のものさし(内容の充実など)も
必要だと強調していた。

翻って、今の番組を見ると、お笑い系の芸人による司会で似たり寄ったりの番組が
多すぎるような気がする。食傷気味で、このままでは、テレビは、無くなるのでは・・・
と考えることもある。番組表を見ても、見たい番組がなく、必要性が感じられなく
なっているこのごろである。