fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「逢びき」(1945):デヴィッド・リーン監督の名作。</span>


私のNo.1映画「アラビアのロレンス」の監督デヴィッド・リーンの初期の名作。

「逢びき」(1945年)は、シリア・ジョンソン、トレヴァー・ハワード主演のイギリス映画。

ラフマニノフが生み出したピアノの主題曲は、後に多くの映画のシーンに用いられ、クラシックの枠を
越えた人気を獲得している。

「ピアノ協奏曲第2番」第2楽章のメロディが、“許されない関係”にある男女の胸の内の切なさを
強調していた。名作「七年目の浮気」では主人公の男性が美女役のマリリン・モンローに気に入られる
ため、この曲の第1楽章をレコードで聞かせている。

旅愁」では、主人公の女性ピアニストがリサイタルのシーンでオーケストラをバックに第3楽章を
演奏していた。

”逢(い)びき”とは、ちょっと古臭い言葉ですが、辞書を引くと「男女が人目を忍んで会うこと。
密会。ランデブー。」のこと。ますますわからない(爆)。

「逢びき」は、ラストシーンが最初に描かれ、回想形式となっている。

“別れ”のシーンなのだが、おしゃべりの女友達が、何もお構いなしにずけずけと割り込んでくる・・・。

映画の最後で、同じシーンになるが、実にうまい映画の作り方だと思った。

かつてテレビで何度か見た。

アラビアのロレンス」を見て以来、デヴィッド・リーン監督の作品を一時追いかけた(笑)。
後の大作(「ドクトルジバゴ」「ライアンの娘」「インドへの道」)のイメージとは違って、繊細なメロドラマ、悲恋映画だった。

モノクロ映画ながら、感動的な小品でした。

ソフィア・ローレン主演でリメイクされたことがありますが、カラーで
それなりによかったですが、オリジナルには、かないませんでした。

リーン監督は、寡作で、1991年に83歳で亡くなっていますが、作品数はわずかに10本程度。
「旅情」「ロレンス」は特にお気に入りです。

主な監督作品:

「陽気な幽霊」 Blithe Spirit (1945)
「逢びき」 Brief Encounter (1945) ☆☆☆☆
「大いなる遺産」 Great Expectations (1946)
「オリヴァ・ツイスト」 Oliver Twist (1948) ★★
「旅情」 Summertime (1955) ☆☆☆☆
「戦場にかける橋」 The Bridge on the River Kwai (1957) ☆☆☆
アラビアのロレンス」 Lawrence of Arabia (1962) ☆☆☆☆
ドクトル・ジバゴ」 Doctor Zhivago (1965) ★★
「ライアンの娘」 Ryan's Daughter (1970) ☆☆☆
「インドへの道」 A Passage to India (1984) ★★