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<span itemprop="headline">日本の映画館の数(スクリーン数)は?・・・。</span>


日本の映画館の数はどれくらい?

日本全国の映画館(スクリーンの数)は、1960年がピークで「7,457」だった。

それが、2008年には、シネコン(複数のスクリーンを持つ施設)のスクリーンの数が
全体の6割くらいを占めているが「3,359」となっている。




50年で約半分ということだが、1960年以降は下降を続け、ここ数年で ”盛り返してきた”
というのが実態のようだ。1964年には、5,000を割って「4,927」に、1971年には「2,974」と3,000を下回り、20年前の1989年には、2,000を下回る「1,912」と底をつき、10年後の1999年には、「2,221」まで戻った。映画館の数の減少と、観客人口の下降は、一般的には、娯楽の多様化とビデオの普及と見られる。

映画館の数(スクリーン数)(2000年以降)
2000年 2,524
2001年 2,585
2002年 2,635
2003年 2,681
2004年 2,825
2005年 2,926
2006年 3,062
2007年 3,221
2008年 3,359

ここ10年で見ると、着実に映画のスクリーン数が増加している。
単館はやや減少しているものの、5-7スクリーンを備えたシネコンの増加が大きい
ようだ。映画は大画面で見ようという気運と、邦画の健闘があるように思える。

30年以上前は、映画ファンといえば「洋画ファン」だった。
しかし、この10年では、日本で公開される映画は、本数で邦画の比率が高まり、
2006年に邦画が洋画を追い越し、2007年は若干、洋画が再び上回ったが、2008年
には約6割が邦画だったのである。

日本で公開された映画の「邦画と洋画の比率」の推移:
    邦画比率 洋画比率(%)
2000年 31.8    68.2
2001年 39.0    61.0
2002年 27.1    72.9
2003年 33.0    67.0
2004年 37.5    62.5
2005年 41.3    58.7
2006年 53.2    46.8
2007年 47.7    52.3
2008年 59.5    40.5




最近の邦画の健闘ぶりはすごく、「フラガール」「ハウルの動く城」「キサラギ
崖の上のポニョ」「Always 三丁目の夕日」「おくりびと」「相棒 劇場版」などの話題作が大ヒットしている。




従来、洋画しか見なかったファンも邦画を見るようになってきたようだ。
ちなみに私の場合、30年前には洋画65%、邦画35%の比率だったが、今ではおよそ洋画55%、邦画45%となっている。

「邦高洋低」の傾向は、しばらく続くと見られる。